やまなし・まちかど図鑑

山梨県内のレトロなまちかど、面白・珍らし物件を凡苦楽庵が探訪します。

ワイナリーの塀

2012年05月14日 | 門・塀

甲府北口のワイナリーの塀です。一見何の変哲もない塀ですが、近づいて“笠木(かさぎ)”(頂部のこと)を見ると、波形をしています。


なんでこんな手の込んだことをしたのでしょうか。泥棒除けに鋭利なものを設置するケースはありますが、これでは泥棒除けにもならないでしょうね。ワイングラスの中で揺らぐワインをイメージしたのでしょうか。

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一休み(?)した校門

2012年04月25日 | 門・塀
当ブログがスタートしたのが2006年5月1日。6年前になりますが、その最初のエントリーは、富士川小学校の校門でした。ブログのスタートとまち歩き入門を、この校門にかけたつもりでした。

富士川小学校は、2011年3月(平成22年度)をもって閉校し、同年4月からは隣接する琢美小学校と統合され、新設校甲府市立善誘館小学校となりました。それに伴い、校舎も解体されましたが、気になっていたのは校門です。確認に行くと元あった所には何もありません。広い校庭跡を横切って反対側(東側)の隅に行くと、何やら物体が横たわっています。まさしくあの校門でした。



ここに横たわっているということは、いずれどこかへ保存するということでしょう。廃棄するなら、粉々にしてすでに処分されてしまったことと思います。少しくたびれたから、一休みしているように見えましたが、小生もブログの更新を一休みしたい気分になりました。


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山梨市の煉瓦塀

2012年02月08日 | 門・塀

山梨市は駅の北側は公共施設等があることから訪ねるのですが、南側はほとんど知りませんでした。今日、仕事の関係で初めて訪れました。道幅の狭い通りに商店が並んでいるのですが、建物的にはこれといった物件はありませんでした。そんな中で唯一目が留まったのが、こちらの煉瓦塀です。隣りが歯科医院ですので、元々はこの歯科医院の住まいとして使われていたものと思われます。

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暴かれた甲府刑務所の門

2011年11月23日 | 門・塀
毎年11月23日(勤労感謝の日)は、甲府刑務所の構内で「矯正展」が開かれます。受刑者が作成した家具や生活雑貨類の販売や絵や書の作品展示があります。
旧甲府刑務所の門衛について、以前から気になっていたこと(意匠と素材)を確かめたかったので、出掛けて来ました。
甲府刑務所は、現在の甲府市堀之内町に昭和55年に移転しましたが、その前は、甲府市朝気(あさけ)に明治45年に建設されました。門衛は煉瓦造りで日本赤煉瓦建築番付(赤煉瓦ネットワーク版)(横浜開港資料館版)で、前頭に位置づけられています。朝気当時の画像はこちら
2006年に訪問した時は、守衛の人に付き添われて撮影したため、近くに寄らなかったのですが、今回は一般に公開しているので、近づいてみました。
気にかかっていたのは、「煉瓦が使われているのか」という点です。白く仕上げられた枠は煉瓦の上に左官で仕上げたものと思っていたのが、何とトタンのハリボテであることが判りました。隅石は玄晶石タイルです。



朝気から移築して暫くは、構内の片隅にシートで覆われていたのですが、平成5~6年頃、当時の刑務所長が、あまりにももったいないということで、再現したそうです。その工事を担当した刑務官の話ですと、鉄の扉はそのまま使われましたが、煉瓦は構内のあちらこちらに敷いたり、積んだりしたそうで、この門には利用されませんでした。なお、この再現工事も受刑者の労働力でされたことは言うまでもありません。

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親子の門

2010年08月23日 | 門・塀


写真を撮った時点では、建物のほうに関心があったのですが、PC上でよく見ると、門の親子が並んでいました。甲府市塩部。

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穴切は三門の得?

2010年05月01日 | 門・塀
2006年5月1日に始めたこのブログですが、丸4年を経過して5年目に突入しました。始めた当初は、どれくらい続けられるか不安でしたが、何とか“だましだまし”今日まで続けて来られました。これも偏に皆様からの励ましの賜物と感謝申し上げます。
そのブログ第1回目のエントリーが「富士川小学校の門」でした。5年目のスタートは、同じ甲府市内の「穴切小学校の三つの門」です。穴切小学校は数年前、相生、春日、の2校と合併して舞鶴小学校となりました。現在は、市役所の一部機能が入っています。
正門までの導入路の入口に煙突のような“外門”があります。まるでお城ですね。


一方の裏に「穴切尋常小学校創立五十周年記念」、片方には「大正十三年十月一日」とありますから、創立は1874年(明治7年)ということになります。


正門は様式主義的のなかなかのデザインです。




裏門も小振りですが、手を抜いていません。


この日は、市の方を訪問したのですが、この4月から異動になり、会えませんでした。穴切で裏切られた、ということでしょうか(笑)

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瓦のオンパレード

2009年12月10日 | 門・塀
2007年10月26日にUPした「粋な塀」のお宅に潜入しました。
以前あった倉庫の瓦を再利用されています。
橋を渡って入るというまさに粋なお宅。


橋を渡ると駐車スペースがあり、玄関までの間は、衝立てで目隠しされています。↓


アクセントにニッチが仕掛けられています。↓


土間も様々な瓦が敷き詰められています。↓




極めつけは玄関のポーチ部分


この仕事をしたご本人(80才を過ぎている)から解説して頂きました。

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税務署のレンガ塀

2009年08月08日 | 門・塀


「ブログ村山梨情報」の「峡陽文庫」さんのブログで知ったのですが、甲府税務署に明治41年築のレンガ塀が残っています。税務署へは年に1度の確定申告に行くだけで、普段は縁がないものですから、全然気がつきませんでした。この税務署も甲府駅北口へ移転が計画されているそうで、そうなると、この塀も取壊されるかも知れません。
甲府税務署の歴史は「峡陽文庫」さんのブログに詳しいですが、当ブログのブックマークからも行けますが、出来ましたら、にほんブログ村 地域生活ブログ 山梨情報へをクリックしていただけるとよいと思います。


御師の家の門

2009年07月15日 | 門・塀

富士吉田の本町通り(金鳥居のある通り)には、その昔、信仰の対象であった富士山を訪れ、草鞋を脱いで休み、祈祷を捧げた御師(おし)の家が数多く見られます。通常は細い路地を入った奥にあるのですが、こちらは通りに面していました。まさしく寺院のような門です。

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これも門でしょうか

2009年03月12日 | 門・塀

建物の一部を開放して敷地内への通路とする例をたまに見かけます。こちらもその例で、北側道路に面した建物の中央を開けて、敷地内へ入れるようにしてあります。庇と両側の門柱(?)など、何気ないデザインに好感が持てます。甲府市青沼で見かけました。

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安藤家の門

2009年03月04日 | 門・塀

安藤家については最近いろいろなブログで取り上げられています。南アルプス市西南湖村の名主でした。3年前に訪れた時は、丁度消火訓練をしていて、それに巻き込まれ(避難訓練に参加)そのお陰で入館料を免除して頂きました。安藤家は宝永5(1708)年から、この地に居を構えているそうです。主屋もその時の建築とのことですが、この長屋門は少し後の建築だそうです。

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レンガのパッチワークのブロック塀

2009年02月23日 | 門・塀

甲府市内の住宅街で見かけた塀です。ごく普通のコンクリートブロックの合間にレンガを埋込んだものです。目地の白セメントも効果的です。東側に同じ仕様の門柱があり、おそらく車を入れるために間口を広げたと思われますが、西側にも門柱があったと思います。住んでいる人の人柄を想像できるようなハイセンスな塀です。

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八田家表門

2009年02月03日 | 門・塀

八田家の表門は、寛文元年(1661)石和代官所創設の際、石和陣屋表門として建立したものを、明治7年11月払い下げを受けて移築したものだそうです。良いものはいつの時代でも大切にされてきた証拠ですね。今流に言えば“環境にもやさしい”ということでしょうか。

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寿老人?のいる旧医院

2009年01月06日 | 門・塀

市川大門の町の南線の東端にある旧医院です。2本の門柱を繋ぐアイアンワークに気が取られて撮影したのですが、家に帰ってPCに取り込んで良く見ると、奥の玄関の屋根に乗っているのは長寿の象徴である七福神の“寿老人”でしょうか? 再訪してみたいと思います。なお、塀は下見板(横張り)ではなく、羽目板(縦張り)です。


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