やまなし・まちかど図鑑

山梨県内のレトロなまちかど、面白・珍らし物件を凡苦楽庵が探訪します。

余命短い石和温泉駅

2012年02月22日 | 


去る2月10日付けの山梨日日新聞に、石和温泉駅の改築設計が固まったというニュースが掲載されていました。
甲府に近いことから、石和温泉駅で乗降したことはありませんが、この駅舎が75歳だったということを初めて知りました。
待合室の天井は、温泉旅館の宴会場をイメージしたのでしょうか。



昨年藤村記念館で開催した、駅舎の写真展にはリストアップしてありませんでしたので、残念なことをしました。

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●山梨日日新聞の記事がいずれリンク切れになりますので、下記に転載します。

2012年02月10日(金)
笛吹・石和温泉駅の改築設計固まる
北口新設、国道への道整備
14年度完成へ費用削減求める声も


 笛吹市が総事業費約40億円を かけて進めているJR石和温泉駅の改築計画の基本設計が固まった。北口を新設することなどを盛り込んだ。市は今夏までに実施設計を終え、今冬に着工、 2014年度末の完成を目指している。一方で、笛吹市商工会市まちづくり整備課によると、石和温泉駅の駅舎は築75年を経過し老朽化が進んでいる上、現在 は駅北側を通る国道140号方面に出口がないことなどから、改築を進める。現在の出口(南口)に加え、新たに北口を新設。北口広場を設け、国道140号と の間を結ぶ道路も整備する。

JR石和温泉駅の改築イメージ図(笛吹市提供)


現在のJR石和温泉駅

 新駅舎には南北を横断する自由通路を設け、北口には1カ所、南口は2カ所の階段を設置。駅に出入りするエレベーターは南口、北口それぞれに1基備えるが、エスカレーターは南口に上り方向のみ設ける予定。
 総事業費約40億円の内訳は、合併特例債で約25億円、まちづくり交付金で約12億円、市の一般財源約3億円で充当する計画。
 石和温泉駅改築をめぐっては、複数の市議が「多機能アリーナ建設計画など大型公共工事が相次ぐ中、コンパクトな構造にして事業費を削減すべきだ」と主張。市商工会などからは「利用者の利便性を考慮し、エレベーターを増設すべき」といった意見も出ている。

 市は現在、観光協会や商工会、JR関係者、地元区長などでつくる「石和温泉駅周辺まちづくり検討委員会」で意見を聞きながら実施設計を策定中。「JRの意 向を踏まえながら検討を進めていきたい」(市)としている。


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駅舎の写真展

2011年06月08日 | 
4月に藤村記念館で開催された「まちかどの近代建築写真展=擬洋風特集」が好評だったことから、この10月から第2弾を開催することになりました。今度は「駅舎」を特集します。藤村記念館が甲府駅北口の目の前ということからです。
先日、松本へ行く用事があり、松本電鉄・上高地線の「新村駅」を撮影してきました。大正10年の、当時の筑摩鉄道開業当時のままです。


切符売り場も、重厚な木枠で作られています。切符も未だに硬券でした。


今、全国の仲間から、各地の駅舎の写真が送られて来ていますが、なかなか見応えのある駅舎ばかりです。改めて、「建築って素晴らしい」と感じます。

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スイッチバックの駅舎

2010年09月20日 | 

長野県・篠ノ井線の「姨捨(おばすて)」駅から善光寺平を目指すウォーキングに参加しました。
姨捨駅は現在もスイッチバックの駅舎として鉄道ファンも多く訪れていますし、善光寺平の眺望は、日本3大車窓風景の一つに数えられています。1反歩を48枚に分けた棚田「四十八枚田」や松尾芭蕉を始め、多くの文人歌人が訪れた月の名所、長楽寺を訪問しました。駅舎は昭和9年の建築だそうです。



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小海線の駅舎-佐久海ノ口

2008年09月21日 | 
上田へ行く途中、国道141号線を走っていて、トイレに行きたくなったので、うろうろ捜していて、この駅舎に。


ついでにホームに入って見ました(無人駅です)。木造の良い味が出ています。


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凡苦楽庵の最寄り駅

2008年08月07日 | 


常永駅のひとつ隣が、小生の最寄り駅である「国母(こくぼ)駅」です。最寄りと言っても歩いて(歩いたことはないですが)20分近く掛かるのではないでしょうか。東京出張などの時に利用するくらいです。常永駅はモダンデザインですが、こちらは日本瓦を乗せた和風のデザインです。JR東海の設計部も苦心しているようですね。
そのJR東海に勤めている同級生からの情報によると、8/1エントリーの「東花輪駅」は1928年の建築だそうです。建て替えが進んでいる身延線の駅舎の中では、貴重な存在となりました。

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近くて遠い駅

2008年08月06日 | 
当地では車社会で、ローカル線に乗ることは滅多にありません。ですから最寄りの駅以外は駅舎の様子もほとんど知りません。この「常永(じょうえい)」駅も、我が家からは比較的近いのですが、はじめて見ました。この建物は最近のものですが、以前の建物がどうだったのかも分かりません。「甲斐上野」駅と、規模、平面はほぼ同じだと思います。これを機会に駅舎巡りでもしてみようかな。



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がんばれなかった? あぁ上野駅

2008年08月03日 | 
地名には全国同じものがあるので、駅名を付ける時には、他と区別するために頭に古い呼称を冠する場合があります。山梨県内にもいくつかあって、「甲斐住吉」「甲斐岩間」などがあります。この「甲斐上野」もその一つで、市川三郷町(旧三珠町)の上野地区にあります。駅舎は鉄筋コンクリートで新しくなっていますが、ホームの上屋は懐かしい雰囲気を醸し出しています。駅舎の壁にある赤い三重の四角は「三枡」で、この近くに歌舞伎公園があるのですが、なんでも当地は初代市川團十郎ゆかりの地だそうで、團十郎の家紋が「三枡」ということです。





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がんばっている駅舎

2008年08月01日 | 

小生が高校時代通学に利用していた身延線の駅舎も、老朽化で建て替えられたのが結構あります。そんな中で頑張っているのが、この東花輪駅です。中央市(旧田富町)

8/7追伸:この東花輪駅舎は1928年3月の建設だそうです。したがって築80年です。

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南甲府駅舎

2006年08月28日 | 

JR身延線は開通当初はこの南甲府駅が発着駅だったそうだ。それでこんなに比較的規模が大きな駅舎が建てられたという。以前は保線に大勢の人がいたから、それらの人たちの休憩や宿泊のための部屋が必要だったのだろう。現在は空室になっているスペースもあるそうだ。先日、市内の工業高校建築科の先生から連絡を戴き、高校生対象のコンペのテーマで“もったいない”というのがあり、活用されていない建築物を再生させるアイデアを求めている、とのこと。それで南甲府駅を取り上げたいがどうだろうか、というものだった。高校生からどんなアイデアが出るか、楽しみでもある。昭和3年の建築。

下吉田駅

2006年07月28日 | 

富士急行線の「下吉田駅」は「月江寺駅」の隣だ。何て表現したらよいのやら。年代も未調査である。
ひとまず富士吉田のまちともお別れ。次は谷村(都留市)へ向うとするか。

大月(1)-山小屋風駅舎

2006年05月14日 | 

私用で上京した帰り、大月駅で途中下車した。駅前にあるという物件の調査のためである。次の列車まで丁度1時間あったので、駅前商店街をぶらつく。戻ってこの駅舎を撮影する頃には、すっかり暗くなっていた。この駅舎も昭和初期のものとのこと。