時が止まった街角ーその2ー掛本本店 2007年05月30日 | 山梨市 掛本呉服店(現在は洋品店)は交差点の北東の角に位置している。つまり敷地の南西が道路に面している。まず、この位置関係を頭に入れておきたい。本日の「掛本本店」は、掛本呉服店の東隣にある。道路から少し下がっているのは、運送業をしていて広場が必要だったからか。これも築50年は優に超えている。呉服店の老婦人が嫁に来た時はすでにあったとのこと。 2008年4月11日再訪、西側にあった建物(掛本呉服店の北隣)が取壊され、西面が明らかになった。
時が止まった街角ーその1ー掛本呉服店 2007年05月27日 | 山梨市 当ブログへコメントを沢山書き込んでくれている“ひろ坊”さんからの情報で、旧牧丘の呉服店を訪ねた。ひろ坊さんが仕事でよく訪問するらしい。行ってみて驚いた。 この呉服店の建つ交差点は、まさに時間が停止しているかのようであった。県内でこんな一画は他にはないのではないか。この呉服店は昭和8年の建築とのことだから築74年になる。 隅っこにはこんな丸窓もある。
家具と建具 2007年05月25日 | 甲府市 甲府中央郵便局の目の前に建つ家具屋さん。間口いっぱいの開口はアルミサッシでなく木製にこだわっているのが嬉しい。耐震的には不安があるが、そういうことは気にしない。
内藤多仲の小さな寺 2007年05月21日 | 教会・寺社 内藤多仲の出身地、櫛形町(現・南アルプス市)曲輪田(くるわだ)にある小さなお寺、円宝寺。昭和37年12月7日の献堂。内藤の著書「建築と人生」にこの円宝寺のスケッチが掲載されてある
内藤多仲の八角形 2007年05月11日 | 教会・寺社 新平和通りから大きな屋根を望む遠光寺(おんこうじ)。これも内藤多仲の設計だ。八角形の平面で昭和45年の竣工というから、信用組合と同じ年、最晩年の作品となる。
内藤多仲のピラミッド 2007年05月04日 | 甲州市 最近、三塔物語で脚光を浴びている、“塔博士”内藤多仲。山梨が生んだ構造力学の父である。本県でも県庁や、県民会館などを手掛けているが、こちらの信用組合もそのひとつ。調べてみると昭和45年の竣工とのこと。内藤の最晩年の作品である。上にセットバックしている外観は道路斜線制限とは関係ない別の意図があると思う。“塔博士”のこだわりか。甲府にある「山梨県医師会館」も同じコンセプトだ。甲州市塩山下於曽。