やまなし・まちかど図鑑

山梨県内のレトロなまちかど、面白・珍らし物件を凡苦楽庵が探訪します。

安政年間の米蔵

2019年06月24日 | 甲州市
江戸後期から昭和16年まで酒作りを営んでいたお宅の主屋米蔵です。
桁行12間半、梁間5間の2階建で,瓦葺切妻屋根に越屋根を載せ,南・西・北面に瓦葺の下屋が付く。西半は2列6室の居室,東半は土間で,東端に内蔵を持つ。外壁は土壁の大壁造とし,2階には半間毎に漆喰戸付の窓を開き,小屋裏3階とともに養蚕に用いた。
大土間に一辺58センチの大黒柱が大屋根の棟まで届く。国登録有形文化財



蔵のあるワイナリー

2014年05月29日 | 甲州市


この秋(9/20~10/13)、甲府市藤村記念館で工場とその関連施設をテーマにした「まちかどの近代建築写真展」が開催されることになりました。すでにこの春は大阪で開催され、来月は北九州で予定されております。山梨県内の工場物件も数点出展してありますが、秋は地元での開催ですので、もう少し点数を増やそうと思います。
このワイナリーは県内でも老舗の1件ですが、この蔵は現在1階が店舗、2階が事務所として使われています。

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生まれ変わった宮光園

2011年09月01日 | 甲州市
以前(2006年12月20日)に紹介した宮光園は、甲州市が平成18年度から近代産業遺産整備事業の一環として整備を進めてきましたが、本年3月26日にオープンしました。



宮光園は宮崎光太郎が創業した宮崎葡萄酒醸造所と観光葡萄園の総称です。明治10年(1877年)祝村下岩崎(現甲州市勝沼町下岩崎)に設立された わが国初のワイン醸造会社である大日本山梨葡萄酒会社が明治19年(1886年)に解散した後、醸造器具等一切を引き継いで、フランスでワイン造りをした 土屋龍憲とともに操業を開始しました。当時のワイン醸造や皇族の行啓、行幸の様子がわかる貴重な写真や、観光葡萄園に関する数多くの資料などが展示されています。(甲州市サイトより)
道を挟んで旧第2醸造所(明治37年)があり、現在、某ワインメーカーの葡萄酒資料館として開放されています。最近この隣りに洒落たワインショップが出来、この辺り一帯は魅力的なワイン文化の発信地になっています。



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観光ぶどう園の一タイプ

2010年01月10日 | 甲州市


ぶどうの町勝沼には沢山の観光ぶどう園があります。カドを曲線にした建物というのが、一時期流行りましたが、観光ぶどう園にもそれが現われています。以前、中央園というお店をUPしましたが、こちらと同じタイプです。

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内藤多仲のピラミッド

2007年05月04日 | 甲州市

最近、三塔物語で脚光を浴びている、“塔博士”内藤多仲。山梨が生んだ構造力学の父である。本県でも県庁や、県民会館などを手掛けているが、こちらの信用組合もそのひとつ。調べてみると昭和45年の竣工とのこと。内藤の最晩年の作品である。上にセットバックしている外観は道路斜線制限とは関係ない別の意図があると思う。“塔博士”のこだわりか。甲府にある「山梨県医師会館」も同じコンセプトだ。甲州市塩山下於曽。

旧宮崎醸造所

2006年12月20日 | 甲州市

明治27年、山梨県で最初の観光葡萄園を開業した宮崎光太郎。「宮光園」という名前で親しまれて来た。この建物は明治期のものと思われるが、年代ははっきりしない。道の反対側に旧第2醸造所(明治37年)があり、現在葡萄酒資料館として開放されている。(甲州市勝沼)(どういう訳か二宮金次郎まで居る)

旧千野学校

2006年12月17日 | 甲州市

甲州市塩山の旧千野学校 は明治13年の築。藤村式建築を多く手掛けた下山大工、松木輝殷の作。原型はバルコニーがあったようで、昭和23年現在地に移築され、現在は公民館として使われている。平成9年登録文化財。