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ツチアケビ・3~花

 ラン科ツチアケビ属の「ツチアケビ(土木通)」。先日は少し離れて撮ったので、今回は花の観察。ひとつの花の横幅は3センチほどあり、ラン科植物の基本通り、背萼片1枚、側萼片2枚、側花弁2枚、唇弁1枚があり、中央の白い部分は蕊柱。その先端には“花粉塊”が付いている。ラン科の花は通常はそれぞれの花の天地が揃っているが、ツチアケビの花はひっくり返っているもの、横に倒れたものなど、てんでんばらばら。
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コイケマ・2~長池公園外周

 長池公園外周に生育している「コイケマ(小生馬)」。キョチクトウ科(←ガガイモ科)カモメヅル属のつる性多年草で、キジョランやイケマと同じくアサギマダラの食草になる。当地ではこれまで上柚木公園の道端で1株だけ確認しており、それも時々刈られて“風前の灯”状態だった。ところが公園管理者から『見つけましたよ。この界隈では上柚木公園とここの2ヶ所だけでしょうね。』との連絡。早速見に来るとヌルデの樹に絡んだ大株で、球形の散形花序をたくさん付けている。これなら消滅することは無いだろう。ここでアサギマダラを見られたら嬉しい。
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ツユクサ・2~雄花

 ツユクサ科ツユクサ属の「ツユクサ(露草)」。梅雨になると野道のあちこちで咲いているのを見掛ける。ツユクサは通常は両性花で長い雌蕊1本と長い雄蕊2本が前に伸び、花弁近くに飾りの仮雄蕊(花粉が無い)が4本ある。写真は雄花で、前に長く伸びる雌蕊が無い。今夏に雄花を見つけようと思っていたところ、すぐに見つかった。
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