広く全国で見られるが当地では希少種の「イシミカワ(杠板帰・石見皮・石膠)」。先日、堀之内地区の保井寺付近の草むらで葉っぱだけ見つけていた。何株も繁茂しているわけではなく1~2株がヒョロヒョロと藪に絡んでいたが、その後、見に来ると花序をひとつだけ付けていた。これでここでも果実が見られそうだ。しかしこの野原は住宅地の間の空き地で、雑草が伸び放題。もしかしたら草刈りが行われるかも知れない。イシミカワはタデ科イヌタデ属の一年草。
長池公園外周で“冬虫夏草”が見られたということで、少し探してみたが見つからず、代わりに見つけた奇妙なキノコ。長さは3~4センチで形はシロソウメンタケに似ている。どうやらこれはシロソウメンタケ科ナギナタタケ属の「ベニナギナタタケ(紅薙刀茸)」のようだ。毒は無くサラダの彩りに使われることもあるようだが、あまり美味しくないらしい。同じような姿のキノコに猛毒のカエンタケがあるので、安易に食べてはいけない。