高尾山“5号路”で見られる「シラキ(白木)」。トウダイグサ科シラキ属の落葉小高木で山地の広葉樹林内に生育する。5月に開花を見た時は雄花しか確認できなかったが、久し振りにここに来てみると果実が出来始めていた。直径7~8ミリで先端に3裂した花柱が残っている。果実は10~11月に黒く熟す。雌花は来年忘れずに確認しよう。
高尾山“4号路”に生育している「ミヤマウズラ(深山鶉)」。ラン科シュスラン属の常緑多年草で、写真は花茎が立ち上がった蕾の様子。このあと花茎は更に伸びて背丈は10~15センチになり花序に小花を数個付ける。“鶉”の名前は葉のまだら模様をウズラの羽に見立てている。