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トサノクロムヨウラン・2~開花

 ラン科クロムヨウラン属の「トサノクロムヨウラン(土佐の黒無葉蘭)」。ベニタケ属やチチタケ属に寄生する菌従属栄養植物で、自身では葉緑素を持たず名前の通り葉は無い。草丈は20~30センチで、花径は3センチほど。花の寿命は短く、蕾のまま開かずに落花するものもあるようだ。また本種とは異なり、そもそも開花せずに蕾のまま自家受粉し果実を稔らせるクロムヨウランがあり、それは先日の記事で触れている。これは高尾山“冨士道”のもの。
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タカトウダイ・3~奥高尾一丁平

 奥高尾“一丁平”付近の山道に多く生育している「タカトウダイ(高燈台)」。トウダイグサ科トウダイグサ属の多年草で、草丈は70~80センチ。茎の中ほどや茎頂の葉腋から花柄を伸ばす。茎頂からは放射状に伸びている。先端の花はひとつのように見えるが、橙色の部分は4つの雄花の腺体が集まったもので、その基部から雌花が伸びている。同じ仲間のナツトウダイは春に咲き、タカトウダイが夏に咲く。
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