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野鳥・35~カワラバト

 街中や公園で普通に見られる「カワラバト(河原鳩)」。ハト科ハト属の留鳥で私は昔から「ドバト(土鳩)」の名前で覚えている。小学生の頃、近所で屋根に鳩小屋を設置して何十羽かの鳩を飼育していた家があり時々そこを見学させてもらった。おそらく伝書鳩だったと思うが生まれたばかりのヒナの細い脚に“足環”を付けるのを手伝った。足環は成鳥では指が大きくなるのでヒナの時にしか嵌められないものだった。朝、鳩小屋の扉を全開すると元気良く飛び出し数時間後に戻ってくるのが何とも面白かった。そもそも伝書鳩は地中海沿岸から中東に生息していた原種のカワラバトを通信用などに飼育改良したもの。それらが野生化してドバトと呼ばれている。品種改良されているため羽色は多彩だが上嘴の基部に白い鼻コブがあるのが特徴でキジバトにはこれが見られない。
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キジョラン・8~芯

 キョウチクトウ科(←ガガイモ科)キジョラン属の「キジョラン(鬼女蘭)」。花期は8~11月で短い柄に散形花序を出し直径4ミリほどの小花を咲かせる。果実は稀に稔り長さ10~15センチの袋果になる。果実が熟すと裂開して中から種髪の付いた種子を飛ばす。写真は種子が全て飛び去った後の袋果で中心にあった芯が見える。
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