元サラリーマンの植物ウォッチング第7弾。写真はクリックすると大きくなります
多摩ニュータウン植物記Part7
野鳥・23~キセキレイ2
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さて戦国武将の伊達政宗はセキレイの姿を意匠化して“花押”にしていた。1591年(天正19年)、政宗は天下統一目前の豊臣秀吉に奥州一揆の首謀者としての疑いを掛けられたが、その証拠は一揆を企んだ文書に政宗の花押があったことだった。しかし謁見前に側近・片倉小十郎の知恵で秀吉に見せる文書の花押のセキレイの目に針で穴を開けておいた。薄氷を踏む思いで秀吉に謁見した政宗は、前年の小田原攻め遅参の弁明時に次いで2度目の覚悟の死装束。このあたりが“伊達男”の真骨頂だろう。持参した花押を見せながら『私の直筆のセキレイの目はこのように針で穴を開けている。証拠品のセキレイの目には穴が無いので花押は偽物でござる。』と弁明した。秀吉がこれを本心で信じたとは思えないが政宗を罰することはなかった。
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ヤマウルシ・4〜冬芽
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