元サラリーマンの植物ウォッチング第6弾。写真はクリックすると大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part6
クヌギ・7~枯凋性
別所くすのき公園に植栽されている「クヌギ(櫟・椚・橡・櫪)」。ブナ科コナラ属の落葉高木で多摩丘陵では多く見られる。同じコナラ属のカシワやクスノキ科のヤマコウバシなど枯れた葉が長く枝に残っているのを良く見掛けるが、これは“枯凋性(こちょうせい)”と呼ばれるもの。ヤマコウバシの葉は受験生にとっては『落ちない』ということでお守りになるらしい。
落葉樹の葉は秋になると葉と枝を繋ぐ基部に離層が出来て枝から離れるが、離層が出来る時期が遅れることによってこの“枯凋性”が現れる。これには個体差があり同じクヌギでもすっかり葉を落としているものも多い。枝に残る葉は冬の寒風や潮風やシカなどの食害から冬芽を守るためだと考えられているが、そもそもこれらの樹木は元々は熱帯の常緑樹であったものが冷温帯に拡がっていく過程で落葉樹に変化したもので、常緑樹の名残りとも考えられている。
落葉樹の葉は秋になると葉と枝を繋ぐ基部に離層が出来て枝から離れるが、離層が出来る時期が遅れることによってこの“枯凋性”が現れる。これには個体差があり同じクヌギでもすっかり葉を落としているものも多い。枝に残る葉は冬の寒風や潮風やシカなどの食害から冬芽を守るためだと考えられているが、そもそもこれらの樹木は元々は熱帯の常緑樹であったものが冷温帯に拡がっていく過程で落葉樹に変化したもので、常緑樹の名残りとも考えられている。
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