アレクサンダーテクニーク ヨガ講座:第316回目「グニャグニャ曲げるだけがヨガじゃない。パワーヨガやろうぜ!」4月10日
私も気がつかなかったんですけど、日本ではヨガって女の子のやるもんだという印象があるみたいです。「まさか男があんなことやるはずがない」と思っている人もいるみたいです。ヨガは本来インドでの修行ですから男がやるもので「ヨギ」といいます。女性は「ヨギニ」といいますが少数でした。
同様にピラーテスも日本では女性用の体操のイメージがあります。でもあれは本来は戦争中に捕虜になったドイツ兵がやっていたもので、別に女性を対象にしていたわけではありませんでした。
なぜそんなことになってしまったのかというと、当時の日本のインストラクターは、たくさんある動きやポーズの中から、柔軟系のものを多くやって、パワー系のものはほとんど指導しなかったからです。柔軟系のは誰でも気軽にできるけど、パワー系のやつは見ただけで、無理だと思い込んでしまったのでしょう。体がそれほど柔らかくない私に言わせれば、柔軟系の方がはるかに難しいです。
グニャグニャ曲げるだけがヨガではありません。これからはパワーヨガで男も女の子ももっとたくましくなりましょう。そしてアレクサンダーパワーヨガでは孔雀や賢者といった、浮上系ポーズを得意としています。柔軟系のポーズは苦手という人は、きっとこっちの方を好むと思いますよ。バーンとポーズを決めてエネルギーに満ちたハイテンション人間になりましょう。
1)基本姿勢になります。
2)両脚を左に移動します。
3)左脚が右脚をまたいで後方に伸ばします。左右の脚がクロスしますね。このとき右脚の大腿部と左上腕をしっかりと「かんぬき」のように嚙合わせるんです。ここが肝心で、そうするとテコの原理が働くのです。
4)クロスした状態で、両膝から曲げて左右の足を持ち上げます。ここまでは初心者の人も急がず慌てずに、毎日練習しているとすぐにできるようになります。内臓が絞り込まれるのでたいへん健康によいのです。また新鮮な体験です。残念なのは多くの人は1回やってみて、その後はもうやらない三日坊主になることです。自分の心を強くしつけるのがヨガの本当の目的です。今は外出禁止なので、絶好のタイミングです。コロナに負けない免疫力を養いましょう。
5)左右の足が楽に上がるようになると、もう体はどんどん調整されていきますので、次は頭を持ち上げることができるようになります。これもテコの原理ですので、か弱い女の子でもバーンと持ち上がって、アドレナリン作用で瞬時にたくましくなります。男でできないのは情けないのです。
6)浮上したら同時に左右の脚をクロスさせた状態で伸ばします。右脚は左方向、左脚は後方に伸ばします。
●スパイラル呼吸法™とパワーヨガ/クラニオセイクラル/アレクサンダーテクニーク/東京門前仲町レッスン
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吉田篤司