ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

4/5日 藤原岳天狗岩~御池岳まで春の花巡り その3:山上の石灰岩台地に乗り上げると、意外と眺望が良かった。

2018-04-10 07:09:36 | 草花
九合目で休みを入れて、ズックに履き替えたので、足取りが軽くなりました。
このズックで最後まで歩き通すことになりましたが、下山するまでの下り坂では足元がとても不安定だったような気がして、どこかでまた山靴に履き替えておいた方が良かったかなと思いました。
しかし、九合目からあとの行程ではかなり快適な歩行を楽しめたと思います。

この記事では山上の台地に乗り上げて、そこからは意外なことに遠くへの眺望が利いたので、望遠レンズ付きのカメラを持ってきていなかったことを大いに悔しがりました。
こういう失敗があるので、また、もう一度ここに来たくなる様なことにもつながりますね。

キクザキイチゲ ↓

目アテにしていた花が登山道沿いにやっと出てきました。



ヒロハノアマナ ↓

時間が経ち、この花も開いてきています。もっと経つと、今度は上向きに咲くようになります。



ミノコバイモ ↓

この道筋の優等生が何度も顔を出して挨拶してくれます。



オニシバリ ↓

オニシバリが黄色い花を見せてくれます。



残雪 ↓

残雪が見えたので、その周囲なら春の訪れが遅れることと思い、その場所に近づきます。



フクジュソウ ↓

その思惑は奏功しました。フクジュソウの初々しい姿に出逢えます。




そのあと、そのまま斜面を上がるとすぐに山上の台地に乗り上げました。



能郷白山と白山 ↓

台地上に来て、ビックリしました。意外なことに遠くへの眺めがあったのです。
(基本は春霞の中のですが・・・。)




白根三山・恵那山と南アルプス ↓

一番見えにくかった方角から見ていきます。
持参したカメラは機能落ちで、レンズは花撮影のために、単焦点のマイクロレンズです。
折角の山岳景観が勿体ない・・・・・



中央アルプス・白根三山・恵那山 ↓

中央アルプス方面は南アルプスよりも見やすかったように感じました。



ヒロハノアマナ ↓

ここで、花が上を向いてきています。




北アルプス・乗鞍・木曽御嶽 ↓

北アルプスはごく薄くですが、木曽御嶽まで見えていますので、ぜひ望遠で撮っておきたかったと残念がります。



中里ダムの鈴養湖 ↓

中里ダムの背後には白山が割合見えやすく佇んでいます。その手前に養老山地の笙ヶ岳もあります。




キクザキイチゲの瑠璃色 ↓

草むらの中に瑠璃色が見えましたので、期待を持って近づくと矢張りこれでした。
この地方では”ルリイチゲ”と呼ぶこともあります。(実際にはユキワリイチゲの瑠璃色のものをルリイチゲとするようです。)



キクザキイチゲ ↓

台地上の笹原の中でかつては、たくさん見られたキクザキイチゲでしたが、笹原は消滅するし、この花も姿を消してしまいました。おそらく鹿による食害なのでしょうね。
一説によると毒草の福寿草さえもシカが食べてしまうということです。小生はその真偽のほどは確かめてはいませんが、フクジュソウの激減の度合いを考えると、或いはそういうことなのかもしれません。



藤原山荘と背後に展望丘 ↓

今回は残雪のところから直接山上台地に乗り上げましたので、山荘には立ち寄りませんでした。
山荘の背後には藤原岳の展望丘が見えますが、これから後にあれよりももっと高い天狗岩に行きますので、あの頂にも行くことはしませんでした。



カルスト台地 ↓

石灰岩の露出したこういうところをカルスト台地というのでしょうね。



アセビ ↓

アセビはそんなカルスト台地の中で、細々と立っていました。



金糞岳・伊吹山・能郷白山 ↓

少し移動すると伊吹山方面が良く見えます。
これから、天狗岩に向かって歩を進めていきます。



バイケイソウ ↓

毒草のバイケイソウは強い毒のゆえに、腹ペコの鹿軍団でさえも食べることはありませんから、この山域ではバイケイソウがたくさん生育することになります。



御在所岳方面 ↓

場所が移ってきていますので、今度は御在所岳方面が見えるようになってきました。



霊仙山から伊吹山まで ↓

霊仙山も仲間入りしてきました。



笙ヶ岳・中里湖・白山 ↓

白山はこれからだいぶ後まで見えていました。
コメント (6)
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