ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

立冬過ぎてもまだ晩秋の気配が残る 付近を散策 上の段 :四季桜の咲く場所を目指して歩く

2018-11-16 07:05:52 | 草花
北海道のどこかで遅い初雪が降ったということですが、寒さが未だ三河地方には届いていません。
しかし、そんな三河でも標高1000mを超す山地では、もう紅葉は終わりになっているようで、山裾に移って来つつあります。
当地では有名な足助香嵐渓の紅葉もそろそろ・・・と言うところでしょうか、TVニュースでは今週の末あたりが見ごろではないかと言っていました。
夜間のライトアップもされるそうですから、朝から晩までさぞかし賑わうことでしょう。
月曜日のこと、今にも雨の落ちて来そうな曇り空でしたが、お散歩がてら、四季桜を見るために足を延ばしてみました。

ぬばたま ↓

庭のヒオウギは真っ黒な種をさらけ出しています。この種をぬばたまと言って、「夜」の枕詞にもなっていますのはご存じのとおりです。



オキナグサ ↓

実生で何とかここまで持って来ました。来春には花を見られそうです。



ニホンサクラソウ ↓

到来もののニホンサクラソウも株数が増えていきそうです。



ツメレンゲ ↓



花茎が湾曲してしまいましたが、ツメレンゲも元気よく咲いています。



サツマイモ ↓

サツマイモを掘ってみます。今年の秋口の異常な気象条件で芋が割れてしまいました。



イモムシ ↓

こちらは「虫」の付く「芋」です。 アスファルトの上を移動中でした。



ヘチマ ↓

先ほどの芋虫はこれについていたのでしょうか? それはともかく、ヘチマは最近珍しく見かけました。



アオツヅラフジ ↓

JRの線路際フェンスに絡んでいました。有毒だとは聞いていますが、美味しそうに見えますね。



マートル ↓

日本名は:銀梅花(ギンバイカ) 地中海沿岸原産のフトモモ科の常緑樹です。
ハーブになるようですが、これの実は果実酒にも使えるようです。



四季桜 ↓





目的の場所にやって来ました。四季桜は咲きあがっていましたが、春のソメイヨシノに比べると寂しい咲き方ですね。 でもそれがこの季節にマッチして、風情と感じるのかもしれません。



ホルトノキ ↓

ここのものはまだ実がたくさんついていました。
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11/11日 古刹 深奥山 方広萬寿禅寺(別名:奥山半僧房)にお参りする:浜松市北区引佐町の山懐にあります。

2018-11-15 07:04:45 | 草花
富士山が見えなかったので、もう一度時間を置いて、陣座峠にやってくることにして、一旦は峠から山を下り、奥山半僧房(深奥山 方広萬寿禅寺)にお参りしてくることにしました。

深奥山 方広萬寿禅寺を略して「方広寺=ほうこうじ」と言ったり、「半僧房=はんそうぼう」と言ったりしていますが、このお寺は1371年(建徳2年)の開基になりますから相当古いものですね。おまけに、後醍醐天皇の皇子無文元選の開山によるそうですから、相当由緒正しい寺ということになります。

開山の無文が中国の元から帰国する際、悪天候の中、無文の乗った船を守護したとされる神が別名にある半僧房権現様だったそうです。

ご本尊は釈迦如来ですが、木造釈迦如来及両脇侍坐像(=国指定重文 )は、観応3年(1352年)の作で、方広寺の開創よりも前に作られていて、これはもともとは茨城県城里町の清音寺にあったもので、徳川光圀(水戸光圀)公の厚い信仰を受けて修復された・・・・・・ということです。

方広寺着 ↓

午前8時ジャストに方広寺の三重塔の前に着きました。朝が早いので通行制限なしにいきなり心臓部に来てしまうことが出来ました。



本堂に近づく ↓

写真では判りにくいのですが、本堂の建物は想像を超えた規模でした。そこを目指して歩いて行きます。



開山堂勅使門 ↓

曰くのありそうな重厚な建物が並びます。



本堂 ↓

本堂にやって来ました。二階建てのようになっていて、そこに登れるのは、拝観料を払ってからのようです。
朝が早いので、社務所が開いていません。



扁額 ↓

右から山名の「深奥山」とあります。この書は有名な山岡鉄舟によるものだそうです。



鐘楼 ↓


一句 ↓

「昏鐘や一打一打に散る銀杏」朗人 とあります。
有馬 朗人(ありま あきと、1930年9月13日[1] - )氏は、日本の物理学者(原子核物理学)、俳人、政治家。勲等は旭日大綬章。学位は理学博士(東京大学・1958年)。東京大学名誉教授、文化勲章受章者。
東京大学総長、理化学研究所理事長、参議院議員、文部大臣、科学技術庁長官などを歴任。



社務所 ↓

まだ開いていませんでした。



大きな鬼瓦 ↓

建て替えた時に更新するのでしょうが、古いものを下におろしても、これだけ立派なものになると、なかなか捨てられませんね。



半僧房真殿 ↓


龍の彫り物 ↓




ツワブキ ↓

寺の境内でツワブキの花をたくさん見ました。


そそくさというところでしたが、お寺を参拝して、陣座峠に戻ります。
峠から富幕山とは反対側の尾根上に登り、見晴らしの良い場所から富士山方面を見ましたが、とても見える空ではありませんでした。

陣座峠に下りてから、帰宅の途に就きます。



ミカン狩り ↓

途中の道筋で蒲郡を通りますが、皮肉なことにここでは日差しがあり、ミカン山にはミカン狩りの家族連れがたくさん来ていました。



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11/11日 富幕(とんまく)山 その2(最終記事):木の実、草の実がいろいろ イヌザンショウ イイギリ ナンテン ミヤマシキミ クサギなど  

2018-11-14 07:04:34 | 草花
富士山を見ないままに富幕(とんまく)山の展望台から戻って来てしまいます。
せっかく出掛けてきたので、「時間が経てば見えるようになるかもしれない・・・」という考えを持つようでは未練がましすぎますね。
しかし、この考え方が「ひょっとする」こともあるかもしれませんね。

そんなことから、山歩きが終わってから、この陣座峠からそう遠くないところに奥山半僧房という名刹を訪ねることにしました。

お寺の拝観が終わった後に、また陣座峠に戻った後で、もう一度、峠の反対側の高台に、行くことにしました。
この記事では、再度峠に戻り、山に入ってもう一度富士山探しをしたところまでをまとめます。

奥山半僧房のレポートは、明日、別記事として掲載します。

イヌザンショウ ↓

ここではサンショウではなくて、イヌザンショウの方ですが、実をつけた姿を見ました。



キブシ ↓

これはキブシでしょうか?来春の蕾をつけています。



林道下り ↓

富士山を見ることができなかった、気落ちの道は、結構長く感じられます。



アケボノソウ ↓

アケボノソウはここまで来ると、もうきれいな花を見ることはありません。



オトコエシ ↓

花が終わって、翼を持った種となっています。



イイギリ ↓

高い木の、高いところに実がなっていました。



モミジガサ ↓

これは花を見たことにしても良さそうです。



上の浅間山 ↓

上の浅間山が、一番奥に山頂部を見せています。



紅葉 ↓

この紅葉は柿の木でしたでしょうか?紅葉する木があまりないので、こういう木でも目立ちます。



ツワブキ ↓

「飲料水源」と表示されていた場所には、いじけたツワブキの花が見えました。



黄葉 ↓

薄い黄葉の道を進みます。



アオモジ ↓

これはアオモジのようです。枝を手折って匂いを嗅ぐと芳香がありました。



オカトラノオ ↓

花の残骸ですね。



オトコエシ ↓

今度のオトコエシは花が残っていました。



ツワブキ ↓

やっとまともな花が出てきました。



終点 ↓

朝暗いうちにここから入った林道ゲートに戻ってきました。時刻は午前7時40分です。

ここから奥山半僧房を拝観してから、またこの陣座峠に戻ってきました。

陣座峠からは今度は反対側の山に取付きます。再度山に取付いた時刻は午前8時45分のことでした。


再度山に入る ↓

あたりは灌木帯で明るい山道になっています。県境の尾根道を進みます。



ナンテン ↓

これは野鳥の糞からの発芽でしょうね。



ミヤマシキミ ↓

こちらは自然のものでしょう。実に毒があるとは聞きますが、この時期の赤い色は目に嬉しいものです。



採掘場 ↓

やがて山道の右手にトラロープが張られてきます。大掛かりな採掘現場があるのです。
ちょっと覗いてみることにしました。



台地 ↓

稜線上で、土砂を削り取って平らな部分があります。ここから富士山探しをしてみますが、やはり見えませんでした。



本宮山 ↓

ズームすると、本宮山が見えています。



下からずっと ↓

下の方からここまで、採掘しているようです。随分荒っぽいことですね。



クサギ ↓

富士山が見えないので、陣座峠まで戻ることにしました。台地の端にクサギが実をつけています。



エビネ ↓

ちょっとだけ道を外してみると、エビネを見つけてしまいました。



ユズリハ ↓

ユズリハの小さい株を見ました。

陣座峠に戻り、今度こそ真っ直ぐ家路につきます。
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11/11日 富士山もとめて花いちもんめ 負けて悔しい花いちもんめ 富幕(とんまく)山その1

2018-11-13 07:06:54 | 草花
朝三時半起きして またまた富幕(とんまく)山にやって来ました。 ただただ日の出時刻の富士山の優美な姿を眺めたいがために。

日曜日の朝、早起きして、山の神様と車で走ってきました。
目的地の陣座峠着は午前5時半でした。 歩き始めは懐中電灯を点して林道を進みます。

この日の天気は上天気の予報でしたが、静岡県内は晴れと曇りが拮抗しているようでした。
予報は悪い方に的中する・・・・・何とかの法則通りに生憎の空を引き寄せてしまいました。

せっかく出掛けたので、そのあたりを二つに分けて、残念レポートします。
朝の林道歩き ↓

林道歩きをしているうちに懐中電灯を点さなくてもよくなってきました。


ヒヨドリバナ ↓

これは咲き残りですね。



山道の取付き ↓

ここから山道に取付き稜線歩きとなります。



ヤブコウジ ↓

ヤブコウジの赤い実を見つけました。



リンドウ ↓

この道筋ではリンドウをたくさん見かけますが、ついに一輪も開いた花を見ていません。



ヤクシソウ ↓

この花を見ると、秋も最終盤になってしまったと実感します。



リュウノウギク ↓

この花もこの山域で良く目にします。



センボンヤリ ↓

このあたりは日当たりの良い尾根なのでしょうね、センボンヤリをたくさん見ます。



展望台 ↓

展望台に着きました。しかし、この施設が老朽化していて、台上に上がるのを禁止しています。
早く直していただきたいものです。

富士山方向を見ますが、雲に邪魔されて見えていません。


三岳山 ↓

シルエット気味に三岳山が見えています。右手前の濃い陰影の山は竜石(りゅうがし)山です。



粟ヶ岳 ↓

奥に薄く粟ヶ岳が見えます。



八高山 ↓

最奥は八高山です。



大日山 ↓

大日山もヴェールの中で薄ぼんやりとしか見えません。



登気野 ↓

登気野の尖ったような特徴ある姿もやっと見えています。



棚山 ↓

棚山の瀬戸岩方面が、これも墨絵のように見えています。



宇連山 ↓

宇連山は木の枝に邪魔されながら、やっと見えています。来年あたりは見えなくなりそうです。



風力発電 ↓

三岳山北東部の風力発電用のプロペラ群が見えています。



浜松市街 ↓

近くの浜松市街部でさえもこんな見え方です。


展望台のところに20-30分ほど滞在して、富士山の姿が見えてくるのを待ちましたが、どうも無理のようなので諦めます。
これにて引き返すことにします。


マツムシソウ ↓

展望台の近くでマツムシソウの花の咲き残りを一輪、山の神様が見つけてくれました。



オミナエシ ↓

オミナエシは花の時季が終わり、金ぴかの美しい色合いはもう失せてしまっています。



コウヤボウキ ↓

今の時期ですので、咲いている花は大歓迎です。



林道に下りて、林道歩きをしていきます。


コバノガマズミ ↓

コバノガマズミの赤い実を見つけました。



クサギ ↓

クサギも良い色の実をつけています。



ウツギ ↓

ウツギもあったのでしたか。



ツルアリドオシ ↓

日陰の好きなツルアリドオシが、こういう日向でも実をつけていたので意外に思いました。



イタドリ ↓

イタドリの花は終わり、実になっていました。

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そろそろ初冬の景色になって来るのか? 菊の花(園芸種)が咲き出しました。

2018-11-12 06:59:33 | 草花
心あてに 折らばや 折らむ 初霜の 置きまどはせる 白菊の花    凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)

上掲の歌は古今和歌集と百人一首に載っているものですが、歌の意味は「もし折るのなら、あて推量で折ることにしょうか。初霜が置いて、その白さの為に区別もつかず、紛らわしくしている白菊の花を」・・・と言うことになるようです。

この歌に俳句の正岡子規が写実の面でイチャモンをつけました。
曰く「初霜が降りたくらいで白菊が見えなくなるわけではない。これは嘘の趣向である」という理屈ですね。

漢詩の世界では白髪三千丈とか、一晩中泣き明かして袖を濡らすやら、酒斗を辞さずとか、大げさな表現が用いられることがありますね。
ここでは、白い花が雪や霜にまぎれて見分けがつかなくなる・・・という表現ですが、これは漢詩から援用された表現方法だそうですが、従来のその表現手法に疑問をさしはさんだ、正岡子規ならではの感性が、現代俳句の流れを生み出したのでしょうか。

それはさておいて、我が家の庭にも季節の最終段階の花が咲き出しました。
もうすぐ、霜も降りるようになってくることでしょう。

白菊 ↓


赤 ↓


黄色 ↓


黄色に紅 ↓




ツメレンゲ ↓



ツメレンゲの花が大分咲き揃って来ました。



ミセバヤ ↓

ミセバヤは今が真っ盛りのようです。



センリョウ ↓


マンリョウ ↓

センリョウとマンリョウはやっと実が揃いました。



サルナシ ↓

先日、山から頂いてきた実です。表面がしなびていましたが、かなりの美味でした。



シラビソの実を分解 ↓









部位





10月12日に南沢山を歩いた時に、道を通せんぼしていたシラビソの木から、実を頂いてきて乾かしていました。
球果が大分乾いて、開いてきましたので、それをしごくようにすると、なし崩しにパラパラ崩れて、③の画のようになりました。
④は球果の上下サイドと中心の軸で、⑤は球果の構造体と種子です。種子は松の実によく似ていると思いました。


ガガイモ ↓

ガガイモの実も縫合線が割れて、種と冠毛が見えて来ました。



アシナガバチの巣 ↓



二階のテラスの下の軒端にアシナガバチが巣をかけていました。これは梅雨の前頃から気づいていたのですが、無駄な殺生はやめておこうということで、放置しておいたら巣がどんどん大きくなり、家人が心配していました。
蜂がすべて巣立つのを待って、巣の撤去をしようと思っていましたが、昨晩にそれが確認できましたので、撤去しました。
巣の長径は20センチ弱で、短径は13センチありました。
六角形の巣穴の数は400ほどあるようです。
手に取って観察すると、白い蓋はすべて破られていて空になっていました。
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