闘え!文庫魂

空手を愛する熱い仲間たち
金沢文庫木元道場生におくるメッセージ

5月の予定

2008年05月01日 | 予定・休館日

 昨日は真夏日だったところもあったそうで・・・なんだか天気が変ですけど、それでも晴れてると嬉しいです。審査が6月1日(日)にありますが、締切が3週間前の5月11日(日)ですので受審希望者の方は準備を御願いします。

 5月3日(土)~6日(火) GW祝日の為

 5月17日・18日(土・日) 全日本ウエイト制大会の為

以上のとおり休館となります。

 大阪で行われる全日本ウエイト制大会には、木元道場から村越先生、保本先生、鈴木先生、堀江先生、岩原選手が出場されます。皆様応援宜しく御願いいたします。

 頑張れ~!!

 

 


膝の上に

2008年05月01日 | 道場日記

 昨日の初級の少年部で懐かしい体験をしました。4歳になる稽古生のママから「稽古に出ると約束しているのに道場に来るなり約束を守らない」というご相談を受けました。
 青帯になるお姉ちゃんは彼のために毎回一緒に初級の稽古に出てあげているし、きっと連れてくるまでに親御さんが手をかえ品をかえ説得やバトルを繰り広げていることでしょう(笑)3歳から空手を習わせている親として同じ経験をしているので、十二分にその大変さは理解できます。おそらく道場に通わせてくれているどの家庭にもおきていることだと思います。これから訪れるいくつかの壁のひとつかもしれません。気丈なママが私に助け舟を頼んでくるとはよっぽどのことだと思ったので彼を膝の上に向かい合って座らせて話をしてみることにした。実は今でも5年生の息子をそうやって膝の上に座らせて話すことがあるのだけど(笑)・・・さすがに重さが違う、なんともやわらかい懐かしい重さでした。言葉のおぼつかない彼の言い分をところどころ???ながら聞いてみた。入院して空手ができなかった日のこと、お父さんが「そりゃつまらないだろうな~」と自分に同情してくれた日のこと、つめの先をほんの少し怪我していること・・・。
 そんな話を聞きながら思い出していた・・・私は決してできた母親ではなかったので稽古の様子を頭ごなしに叱り飛ばしたし、前に書いたけれど「やめてしまえ!」と言ってしまったこともある。それでいていつも悩んでいた、彼の為に本当に空手をさせることがいいことなのかを。いつも皆さんにも御願いしていますが、まずは自分で「やりたい」と言ったかどうかが大事です。でもまだまだ自分の意志といっても子供の言う事、絶対に親の空手を学ばせたいという思いが働いていることを忘れてはいけないと思っています。浅はかな子供の考えに、時には「これは大切な事」という確固たる意思を伝えるときも必要。そこんとこの見極めが難しいですよね。親も鍛えられ、試され、育てられているんじゃないかと思います。私の場合、道場で接する子供達や親御さんに教えていただけることも沢山あります。

 彼としばし稽古を見学しながら・・・体験会でせんせーが言ったことを話してみました。「できるのにできることをやらないときはおこるけど、できないことをおこったりしないってせんせーいったよね。できることをがんばってみようよ。」
 せんせーがお話したようにさぼっているように見えて子供さんの成長段階の中でどうしてもできないことっていうのがあるんですよね。年齢や性別だけでなく個人差がすごくあったりして、小さい子供だって自分でどうしたらいいのか時には悩んじゃうことあるんですよね。せんせーは空手の何が子供達の成長の助けになるのか真剣に考えています。
 「がんばってみようよ」と言った手前、その日は稽古に出ないつもりだった私も稽古着に着替えてその後一緒に稽古に出ました。
 今まで何とか稽古に出ながら怪我を治していこうと頑張っていましたが、実は最近諦めかけていたんですよね・・・思い直してみようかと思いました。また気づかされちゃいましたね。ありがとうケイゴ。