闘え!文庫魂

空手を愛する熱い仲間たち
金沢文庫木元道場生におくるメッセージ

やったぜ!姐さん!!

2012年09月17日 | 道場日記

 本日行われた第12回県ウエイト制&第15回型大会では、文庫から組手部門では、賀来聖翔くん、賀来勇翔くん、梅澤彩音さん、高梨涼くんが優勝。型部門では佐藤園代さんが優勝、小山萌希さんが準優勝でした。入賞した皆さん本当におめでとうございました。

 次回の藤沢大会のスタッフにまわらせていただくこことなり、今回の大会ではほとんどの試合を観ることができました。勝敗に関わらず、やはり普段の稽古をいかに全力で頑張っているか、試合を通じてより強く、よりうまくなりたいと日々意識して努力しているのかが表れていたように思いました。小さい子ども達には難しいことかもしれませんが試合までの稽古を振り返ってみましょう。

 私は試合後にセンセーの総評を真剣に聞いているみんなの顔が大好きです。それぞれの結果を受けて、それをどう自分に返していけるのかが大切なことだと思います。大きな勇気を持って試合に挑戦された皆さんには、その経験をぜひこの先の稽古に良い糧として生かしていって欲しいと思います。

 タイトルにある「やったぜ!姐さん!!」の姐さんは、空手歴10年と11ヶ月。組手・型大会を含めて12回目の試合挑戦にして念願の初優勝・初入賞された佐藤園代さんのことです。

 姐さんはセンセーよりも年上で、各方面で確立されたご自分をしっかりお持ちの方ですが、こと空手に関してはひたむきで真摯な気持ちを持ち続け、年齢や小さな身体やお仕事の忙しさ、ご家庭での事情を言い訳にすることなく頑張ってこられました。

 これまでの試合では、優勝・入賞はおろか勝利を手にする機会もなかなかもてず、ときに明るく前向きに、ときに気丈な姐さんの涙を見ることもありました。

 それでも労いの言葉をかける度、「また頑張ります。精進いたします。」そう言ってくれました。

 実績のない状態で、試合に出続けること、試合に向けて一生懸命稽古をすること、自分を信じ続けることは簡単なことではないはずです。悔しい気持ちは稽古に向けるその姿を心から尊敬しています。

 いままで自分のことのように悔しがり、姐さんに誰よりも厳しいダメ出しをし(笑)、姐さんの努力をずっと側で見てきたご主人である隆幸さんが奇しくも決勝の対戦相手でした。

 正々堂々と戦った試合後のお二人の握手は本当に素敵でした。

 こんな場面に遭遇することができて、本当に幸せでした。

 試合を準備してくださった師範ならびに木元道場の皆様ありがとうございました。

 選手の為に暑い中、審判・スタッフをしてくださった皆様ありがとうございました。

 お忙しい中、応援に駆けつけてくださった皆様ありがとうございました。

 選手・ご家族の皆様本当にお疲れ様でした。

押忍