闘え!文庫魂

空手を愛する熱い仲間たち
金沢文庫木元道場生におくるメッセージ

鏡開き稽古&2013年努力賞

2014年01月13日 | 道場日記

 晴れ晴れとした冬晴れの中、木元道場鏡開き稽古ならびに2013年努力賞の表彰が東神奈川道場で行われました。

 木元師範の「稽古はきつくて当たり前。それぞれきつい中でも全力で行ってください。」とのお言葉から始まった基本稽古。1000本突き、1000本蹴り、黒帯さんが受けてくださる組手、奉納組手と奉納型が披露され、木元道場らしく、厳しくも笑顔あふれる素晴らしい稽古でした。

 廊下から見ていらした父兄の方から「スゴイ」「清々しい」との声がありました。表彰のある方以外特に出席の確認はしていませんでしたが、文庫からも鏡開き稽古に参加してくださった方がいらっしゃいました。どんなことをするのか緊張したと思いますが、体験してみてわかることも多くあると思います。今後も多くの皆さんに参加していただきたいと思います。お忙しい中、参加してくださった皆さんありがとうございました。

 じむちょー自身も皆さんと新年のご挨拶ができたり、師範の年初の言葉を胸に気を引きしめて頑張っていこうと勇気をいただいたりしています。沢山の皆さんとお会いできて嬉しかったです。

 鏡開き稽古の後は、皆で乾杯し、着替えて2013年努力賞の表彰式が行われました。昨年も書きましたが、各道場の指導員さんの推薦理由や受賞者の皆さんの言葉は、それぞれの稽古生の方の努力を表していて、木元道場の皆さんがこうして日々努力して稽古に取り組まれていると思うと本当に嬉しく、励みになります。受賞された皆様、本当におめでとうございました。

 文庫一般部で選ばれたのは、中学3年生の池田乃亜くん。受験生にかかわらずこの席に出席してくれました。それは今日に限らず、普段の稽古も部活のかっこうそのまま駆け込んでくる。塾が終わって直行してくる。私を含め中学生をお持ちの経験のある皆さんならわかると思いますが、ただですら忙しい今の中学生、なかなかできることではありません。
 小学生の頃から頑張っていましたが、どちらかといえば中学生になってからの方が自分の意志で稽古に来ているのが伝わってきていました。小柄だった身体作りへのアドバイスをすれば食事やプロテインを飲んで、みるみる身体がかわってくる。基礎体力もコツコツ頑張って、ある時からきっちり顎を付けて腕立てをスイスイできるようになっていたなど、寡黙でけっして器用な方ではないですが、見えないところでも強くなる努力をしているのがわかりました。推薦理由では言いませんでしたが、組手だけでなく型にも一生懸命取り組んで、優勝も入賞もしています。あいかわらずのポーカーフェイスなノアですが、今回の受賞をかなり喜んでくれているようなので、これを励みにこれからもさらに頑張ってくれることを期待しつつ、まずは高校受験を頑張って欲しいと思います。

 文庫少年部で選ばれたのは、6年生の玉川瑛斗くん。3年生の時に他流派から移籍してきました。文庫の稽古生の中では歴が短い方です。本人が挨拶の中で話していましたが、当時空手は好きでいたようでしたが、恵まれた大きな身体をなかなか生かす機会がなかったようでした。逆に優しすぎるあまりに悲しい思いもしてしまうことが多かったようで、最初はそれがとても気がかかりでした。しかし、稽古も休まず、試合や合宿もほとんどというほど出てくれているうちに少しずつ、少しずつ強くなっていきました。今では大人の皆さんも油断できないほどのパワーの持ち主になっています。とにかく真面目で、努力賞受賞とあって年末年始も休まず、自主トレしていたようです。アキトも優勝や入賞させいただいていますが、試合の後なども必ずどんな稽古をしたらいいのか聞きに来て、時間をかけて自分でもコツコツと練習をしています。
 今日の受賞時もニコニコした良い笑顔を見せてくれていたアキトですが、アキトを受け入れ、一緒に稽古してきた文庫のみんなの優しさにその一因があるように思います。中学生になってもこの場所や仲間を大切にしながら中学生活を頑張ってくれたらと思います。

 毎回努力賞選考に悩むと書いていますが、沢山の皆さんが努力をしてくれているおかげと思っています。しかし努力の形には人と比べることができない部分もあるので、かなり難しいです。
 少年部の受賞は6年生までですが、一般部は中学生以上年齢無制限、男性も女性もいらっしゃいます。ライバルは多いということですが、続けていればそのチャンスは永遠にあるということです。たとえ小学生時代にとれなくてもまだまだチャンスはあります。ノアがそのいい例ですね。

 受賞された方は「努力ができる人である」と認められることは本当に光栄なことであり、大きな自信となると思います。空手はもちろんのこと、空手以外に向かう時にもそれを糧にして頑張っていただけたらと思います。またそれを支えてくださったご家族や仲間に感謝し、沢山の努力している仲間の中から選ばれたことを誇りに思っていただけたらと思います。

 さあ、今年もそれぞれ努力して、頑張っていきましょう!!

 最後にいつもお世話になっている喜田師範代に60歳のお祝いをお渡ししました。

とても喜んでくださり、師範代の「空手続けていればいいことがあります」の言葉。信じて空手続けていきましょう!!

 押忍