闘え!文庫魂

空手を愛する熱い仲間たち
金沢文庫木元道場生におくるメッセージ

15周年サプライズその2

2016年06月19日 | 仲間たちへ


カオリめ〜やってくれたなぁ(笑)

さかのぼること、6月の初め、元稽古生のカオリからラインがありました。

「最近の日曜日の全部稽古終わった後ってどんな感じですか?友達が空手やるか迷ってるみたいで、資料をもらいがてら、稽古見に行きたいらしいのですが…。」と。

で、5日と12日は審査があったりしてなんてやりとりをして…。

「じゃ、19日の14:00に伺います。」って。

約束の今日、結局稽古が終わってしまい、今日は来れなくなったのかなぁなんて話して、センセーがドアの外に出ると…。

「おお〜久しぶり」って。

驚いたような、戸惑ったような、嬉しそうなセンセーの声。

来てくれたんだと窓の外を見ると、見覚えのある顔が右から左へと次から次へと歩いて来ます。えっ!何?なぜ?こんな見た顔ばっかりが歩いてくる。ってある?
混乱…。

「15周年おめでとうございまーす!!」

うそーん。膝から崩れ落ちる私。

玄関には、道場初期の少年部の面々が…。

立派に成長した子どもたちが、いや大人になった子どもたちが⁉︎

こんな素敵な事ってあるのだろうか。

夢なんじゃないだろうか。

そういうことだったんだぁと。

あーまたやられちゃったぁ〜と。

驚きと嬉しさで涙がとまりません。

興奮も冷めやらぬ中、

「"空手"が私たちにたくさんのことを教えてくれました」

のメッセージから始まる懐かしい子どもたちの可愛い写真がいっぱいいっぱい写っている手作りの渾身のDVDをその場で見せてくれました。

そこにはちっちゃいちっちゃいみんなと私達あーんどマミーズ、子ども達を見守ってくださった沢山の一般部の皆さん、ご父兄の皆さんが写っていました。
そして、亡くなったジョージも。

センセーもみんなに話していましたが、今よりもさらに未熟で、ただ、ただ、子どもたちの未来に何をどうしてあげることが正解なのかを悩み、もがいていた日々が写っていました。

指導の経験も長く、すでに出来上がっている大人達と違って、成長段階の彼らに対する人生での本当の結果が出るのは2、3年先どころではない。未来ある子どもたちをどこまで追い込んでいいのか?追い込んではいけないのか?どう接し、見てあげたらいいのか?15年たった今なら、少しはわかってきたこともあります。でも当時の私達は「これが正解です」なんて言えるほど、経験もなければ、無責任にそう言い切ることなど到底できませんでした。

忙しい中、カオリの声掛けで道場にお祝いに足を運んでくれたチカラ、ナオキ、モトキ、リュウジ(エ)、ナオキ、ショウヘイ、セナ、リュウジ(サ)、マリア、ソウタ、アカネ(会員番号順)本当にありがとう。

今も見守ることのできる在籍メンバーの成長はもとより、今日お祝いに来てくれた彼らの姿や道場への思いも、何よりもの結果であり、やっと15歳になった道場への素晴らしい贈り物でした。

1月からこの計画を立ててくれていたといい、今日は来れなかったけどと少年部出身者42名のみんなの近況や思いが書かれたメッセージ集もプレゼントしていただいました。凄いんです。もう信じられないほど素敵なんですよ。みんなが「先生と道場で稽古をしていた時間がなければ今の自分はなかった」とまで書いてくださっています」ありがとう。一生の宝にします。

アヤネとイトウさんに手伝ってもらい、全員で集合写真を撮りました。後日出来上がった写真を入れてくださいとプリザーブドフラワーの写真立てもいただきました。

その後、近況をひと言づつ話してもらいました。みんな少し照れながら、それぞれのらしさを失わず、心を込めて話してくれました。

聞いてるみんなも本当に和やかで、その温かい空気といったらもう…。
そんな感動する場面でも気付いてしまいました。誰一人壁に寄りかからず、しっかりと立ち、まっすぐな目をして一生懸命話してくれました。そう、形だけじゃないです。心からなんです。稽古で伝えたかったものが、この子達にも無意識にしっかりと根付いてくれている。何年もたった今でも。

道場を懐かしみ、離れがたいみんなの様子にセンセーものってきて、「ミニ稽古」をすることになりました。
またまた、照れながらも自然に並んで、稽古に入り、正拳突きを突くみんな。
作法も道場訓もしっかり覚えていましたね。

カオリが言ってくれました。
「文庫道場で沢山のことを学び、文庫道場で過ごせた日々を本当によかったと思っています。自分達の子どもができたら、道場に通わせたいと思っています。」と。

「だから、身体に気をつけて頑張ってください。」と。

本当にありがたい言葉でした。

涙が出るほど、っていうか泣き通しですけど。

みんなが帰っても泣いてましたけど。

その後、センセーはみんなの飲み会に顔を出し、つかの間の楽しい時間を過ごさせていただきました。

ウーロン茶をご馳走になり、稽古しに道場に戻りました。

「センセーの優しさと組手の恐ろしさは忘れない。」みーんなが言ってくれてたもんね。頑張らないと。

本当に素敵なサプライズその2

ありがとうございました。

稽古待ってます。??
また、顔見せてね。

押忍

アヤネが先輩達との様子を垣間見て、本当に文庫道場でよかったと言ってくれたそうです。これからもずっとそうあれるよう頑張ります。