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松本サリン事件から24年 -- 死刑執行も近いのか。

2018-06-28 21:08:22 | 社会
最近、ブログにこの内容を書こう、と思っていても、時間が経つと、あれ、何を書きたかったんだっけと戸惑う事がある。これも、認知症か❓なんて心配してしまうこともあります。ので、最近は思いついたら、すぐに下書き機能を使うことにしています。




ということで、今日は松本サリン事件についてです。
というのも昨晩、地元のテレビ局で生放送で河野さんも交えてこの事を特集していたから。4月頃に、サリン事件の死刑囚が各地の刑務所に移送されたということも含め、昨日が松本サリン事件が起きた日、という事は、これは本当に死刑執行が近いのではないのかと思ったのです。

この事件では当時、信州大学の若い学生が多く亡くなってしまったと思います。中には医学生も。ご遺族の一人が、事件からもう24年も経って、死んだ子供の年齢より月日が経っている事が悔しいとお話しされていましたが、生きていればその間に楽しい人生を送る事が出来ていたのではと思うお気持ちに、ご遺族としての辛さが滲んでいるのではないでしょうか。また、亡くなってしまったお子さんの年齢以上に死刑囚は生きているのですから、そこにはやり場のない怒りがここには込められていると思います。

そして、事件後だいぶ経ってから書籍でも読んだこともありましたが、当時の長野県警がオウムの存在に気がついていたという事実には、あらためて考えさられます。今回は、その捜査に携わっていた人が初めてテレビのインタビューに答えてくれたのだそうです。
その捜査はコードネームYと呼ばれ、たった5人の捜査員だけ構成されていて、県警内でも完全な秘密だったようです。そして大量に化学物質を買い込んでいる団体があるという情報を得て、そこがオウム真理教というところまで突き止めていました。
しかし、相手が宗教団体ということで、なかなか捜査が難しい。そうこうしているうちに地下鉄サリン事件が起きてしまったという事です。

今回この番組を見ていて、相手はサリンという殺人兵器にも使われるような特殊な化学物質に関係しているらしい、という時点で、長野県警という一地方の警察だけではなく、警視庁とか公安とかは動かなかったのか、不思議に思ったのです。
こんな重要事案、いくらなんでも地方の警察には荷が重すぎないではないでしょうか❓

が、相手は宗教団体でなかなか捜査が難しいという事。またこれは以前に本で読んだ事ですが、大量の化学物質を買い込んでいたとしても、当時にはそのために施設を捜査するという事は出来なかったようです。罪に問う事が出来なかったようです。

でも、サリンですよ。
もしこれが大都市で同じような事が起きたら、というような事を当時の公安や警視庁は夢にも思わなかったのでしょうか❓国は何も思っていなかったのでしょうか❓
長野県警の秘密のチームのような捜査班が警視庁とかにもなかったのでしょうか❓
今思えば、サリンという化学兵器が日本で初めて使われていたにもかかわらず、そこを重要視せず、世間は河野さん犯人説で一色だったように思います。

テロ未経験の日本だからこそ、地下鉄サリン事件が起きてしまったのかもしれません。
確かに、まさか、この数ヶ月後にさらに大きな事件が起きるとは誰も想像していなかったとのではないでしょうか。

もし、この時にオウムを捜査できていれば、、、サリンの精製工場を突き止めていれば、、というような事を考えると、国の責任も大きいと思います。

せっかく、松本でサリン使って何かするかもよ、というようなサインをオウムは出してくれていたにも関わらず、それを生かす事は出来ませんでした。

もし、松本の事件と同じような事がアメリカとかで起きていたら、アメリカのような国はどういう捜査をしていたのだろうと考えてしまいました。

今後オリンピックとかも控えているので、テロのような事には注意が必要でしょう。ちょっと変わった事件には注意が必要です。
そんな事を考えた、24年目の松本サリン事件でした。