中銀カプセルタワービルが売却されて、解体される模様。
賛否両論ある中で、こうした発想で設計され、施工され、
長い間に多くの人に愛されて、時に写真や映像のロケ地になったりもして、
建築の可能性を語るに尽きない建物なのではないかと思う。
大学1~2年の頃に外観を見て、「なんじゃこりゃ!」
東京ってスゴイと、思ったことを今でも思い出すことができる。
それから、だいぶ経った2018年1月に見学する機会に恵まれた。
かなり傷んでいたし、生活に不自由な状況にも関わらず、
愛着を持って住み続けている人たちの気持ちも理解できなくはない。
1~2泊くらいなら体験してみたいと思いつつも、
けれど、個人的には、絶対住まいには選ばないだろうカプセル。
そんな私でも、解体のニュースは残念で、本当に惜しまれます。
せめて、どこかでカプセルをいくつか保管されたらいいのにとか、
今時の技術で、設計者の思いを継承したカプセルタワーを作れないものかとか、
無責任にいろいろ思いめぐらしています。
解体する様子も見たいな。
以前の記事
中銀カプセルタワービル 見学 - Full-Tone (goo.ne.jp)
ウィキペディア
黒川紀章が設計した世界で初めて実用化されたカプセル型の集合住宅。
1972年の竣工。
@ふると
柱脚のタイルの貼りにも拘り。昔はこういうことが当たり前だったらしい。
ほぼ竣工時のオリジナルらしい。当時は未来空間だったに違いない。
所有者?賃借人?が、拾い集めた端材でこさえた棚。
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