冬はつとめて。
雪の降りたるは言ふべきにもあらず、霜のいと白きも、またさらでも、
いと寒きに、火など急ぎおこして、炭持て渡るも、いとつきづきし、
昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も白き灰がちになりて わろし。 by 清少納言
と、書いていると、清少納言は実は時代を先取りしていたのではないか?と、ふと思った。
なぜなら、最後の「わろし」が、ネットでよく使われている「ワロスw」に似ているなあと。ただ、それだけの話。
でも、あながち大きくは外れてはいないのでは?と思う。何せ、この「枕草子」は日本初の随筆集ってことなので、要は現代で言うならば「ブログ」のようなもので、鳥や花や猫や嫌いなものについて、それこそ思いつくままに書いてるので、まさに「平安版ブログ」ってな感じだ。やるなあ、清少納言。
<スーパー意訳 by carol2000>
冬は早朝が一番素晴らしい。(ましてや、1レースから勝負レースがあると思うと尚更だ。)
雪が降っている時は言うまでもないが、とても趣があり、(でも、開催中止になったらやることなくなるなあと、ちょっと不安にはなるけれど、)霜が真っ白に降りているのも、また何ともいえない風情がある。(でも、霜が降りたらダートは中止だなと思うと、ますますガッカリしてしまう。)
また、そうでなくても、寒い時に火を急いでおこして、炭をもって廊下などを足早に歩いて行くのも(小銭を持って窓口に走るのも)冬(の競馬場)にピッタリの光景だ。
でも、お昼になり、だんだん暖かくなってきて雪が解け出してくる頃には、(泥んこ馬場になって、何が来るのかワケが分からなくなり、お金もだんだんと溶けていって、)火鉢の炭も白い灰ばかりになって、あ~汚くて、みっともない。(馬券が紙くずになって、燃やすと灰のようになるので、あ~ワロスw)
ということで、春競馬の撒き餌第二弾!
これまた、昨日の阪急杯に引き続き撒き餌には、なりそうにないなあ。
全く以って、いとをかしくない!
=おしまい=