河野太郎デジタル相は11日、X(旧ツイッター)で大学入学共通テストについて、「一発勝負をやめませんか」と投稿した。首相になれば年1回実施の現行方式をやめる意向を示した。「年に何回も受験するチャンスがあってもよいのではないか。その中で一番よくできた点数で評価してもらってもよいのではないか」と記した。
受験生の多い全国規模の模試も点数でなく偏差値で評価される。何故か?同じ難易度と思って作成しても結果がまったく同じになることはない。受験生の多い試験の得点の分布は「正規分布」に近い形になることが多いが、数回の分布がまったく同じになることはない。分布を無理矢理正規分布に直して比べるために考え出されのが偏差値である。同じ80点でも試験ごとで分布のどの辺に位置するのか違うのだ。
では偏差値?3回試験があれば、3回とも全員が受験すればまだ意味が出てくるが。
1,2回の点で満足した受験生はわざわざ3回目は受験しない。3回目は得点はまあまあでも偏差値が高い場合も考えられる。
同じ分布の中で比較する方が公平性を保つことができる。
あるいは、3回の共通テストの偏差値合計にするとかなら公平性は保たれるかも。それはそれで準備が大変だし、受験生の負担も増える。