@033【詰め将棋と数学】
詰め将棋は数学の問題に似ている。
駒の動ける範囲を考えながら、理詰めで考える。相手の立場に立って、最善の手で応じる。その最善の手でも詰む方法を見つけるのが、詰め将棋である。
最も数学の問題は、問題文に解法の糸口があるので簡単だ。その糸口から利用できる公式等を考え、次に進む。これを繰り返して答えに到達する。
しかし問題文から解法の糸口の見つける嗅覚が必要である。その嗅覚を養うためには、沢山の問題に触れる必要がある。様々な種類の問題に触れることで、糸口を見つける嗅覚が養うことができるのだ。
ユークリッドの「幾何学に王道なし」の言葉のように、地道に多くの問題に触れることが、嗅覚を養うことすなわち問題を解く力を付ける早道である。
(2019/11/19)