南禅寺の後は銀閣寺へ。
お寺の名前は慈照寺、銀閣は正しくは観音堂といいます。
子供の頃は「金閣寺が金色なら銀閣寺は銀色だろう」と思い込み、
教科書の写真を見て想像と違っていた事にがっかりした覚えがあります。
さて、子供の頃のがっかりは大人になって改めて銀閣寺を見ると渋さというか、侘び寂びの感覚として
大変に味わい深いものに変化していました。
屋根や柱の黒っぽさと白壁や障子の白さとの対比も美しく、白砂を綺麗に形造ったお庭も見事です。
有名な円錐台の形をした高さ約180cmの「向月台(こうげつだい)」と、本堂前に広がる高さ約60cmで縞模様に整えられた銀沙灘(ぎんしゃだん)がとても美しい。
白砂で作られているのは日光を反射させ、堂内に明かりを取り込むためだとか。
お庭の一部は小高い丘になっており、登って一周することができます。
丘の上から見ると銀沙灘の縞模様が見事です。
銀閣寺の後は1日目最後の訪問場所 清水寺へ。
頭の中には清水の舞台と水が上から垂れてくる手水(?)=音羽の滝のイメージしかありませんでしたが、立派な仁王門が出迎えます。
本堂舞台。
撮影時は日が傾き始め、かなり西日がきつくなっており逆光状態になっていたのがちょっと残念。
いかにも清水寺的なショットが撮れたのでまあ良しと。
本堂。本尊は千手観音とのこと。
多くの観光客が参拝していました。
名前は忘れましたが、本堂の横に修復中の建物があり、そのへり沿いに歩いて下山できます。
舞台を支える脚が木に隠れているため、まるで宙に浮いているかのように見えます。