身体の一部が痛く、全身が痛みにひっぱられてつらくて仕方なかったとき、催眠療法を受けたことがあります。
「手当」というのは、野口整体の基礎であり、「合掌行儀」を含めて私自身励んできたことなのですが、実際に痛む部分に手を当てても、痛みはどうもなりません。
むしろ手まで痛くなりそうです。
ところが催眠を受けたあと、手を当ててみると確実になにかがちがう。
手のひらがぴたっと痛い部分に吸い寄せられる感じは不思議でした。
まるで手のひらと身体が友だちどうしのようなのです。
私は身体の不思議だけでなく、「友だち」という意味も知らされた思いでした。
「つながり」というタイトルで見つけた記事の翻訳です。
以下、スカラヴェリ・ヨガのからの引用です。
私たちはすべて、つながりのなかで生きています。
そのことを知ってはいますが、どれだけ体感し、感じることができているでしょうか。
細胞や皮膜、粘膜がそれぞれがつながりを持っていることを、たとえば部屋の中で、どこかの空間で感じているでしょうか。
ヨガ・マットの上で、四肢が身体のべつの部位に語りかけ、連絡を取り合っていることを感じているでしょうか。
神経繊維、筋肉、筋膜が不断に交信し、調整し合いながら、統合しています。
だからこそ、私たちは歩き、走り、バランスを保ち、愛することができるのです。
私たちの身体は、知の海です。
その声に耳を傾けてみましょう。
ヨガは、身体が奏でる声を聴くことをうながすものです。
マットの上で、問いかけることなく、ただ感じてみましょう。
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呼吸と瞑想を中心にしたヨガです。ヨガ初心者、高齢者、あるいは病後で体力に自信のない方、またはこれまでのヨガにちょっと「ちがう」と感じられている方におすすめです。
講師紹介
IHI認定Basicヒプノセラピスト(催眠療法士資格)ソマティック・ヒーリング(体細胞療法)コース終了。野口整体講座終了。