流石に、この雨では、、、と、朝は歩きませんでした。
大田区で警報出ていましたし、大きな地震もありましたしね。
ただ、ウォーキングアプリの目標達成が途切れるの嫌だな、、、と思っていたら
昼に雨が上がったので、夕方、近所を散歩して(天気雨にはやられましたが)、一応、連続達成記録は続いています(苦)
ところで、dポイントって、ローソン、ファミマ、マツキヨでも使えるのですが、
できれば、割高な支払いはしなくないので、
(最近はPayPayやLINE Payのキャンペーンがあって、そっちで買わないと損した気分)
dポイントならではのところで使いたいと思っているうちに期限切れが迫るのですが、
そういう時、マックでハンバーガー(100円)を買って、
テイクアウトして、家でレタス、茹で卵、マヨ、チリソース(東南アジアでは基本)でグレードアップすると、
なんだか、”うまくやった感”があります。
(マックの包み紙があると、ポロポロ崩れず食べやすいし)
さて、先週の木曜日、おおた区民大学「地域でいきいきと暮らしていくための知恵」の第2回、「口の中から見えるサイン〜歯と口の健康〜」を受講してきました。
(第1回の時の写真と同じアングルですが、スライドがちゃんと第2回になっていますよ)
前半は、第1回の講師でもあった、東京衛生学園専門学校の(自称、珍しい苗字の)光畑 昇さんが、東洋医学をベースに、口の中からどうやって自分の健康状態を見るかを、
後半は、大田区健康づくり課の職員で、歯科衛生士の監物 真砂美さんが、歯の健康のためにどうすればいいか(学校などで指導している内容だそうです)を話して下さいました。
まず、前回同様、生涯学習担当の方が、おおた区立大学の趣旨を説明してから、講師のプレゼンに移りました。
(前回も、担当の方がめっちゃ緊張されていましたが、今回も、原稿を読むだけなのに、まだ緊張されていました)
光畑さんのプレゼンは、まず、前回詳述した東洋医学の考え方(陰陽論、五行論)、身体感(健康とは、「気」「血」「津液」「精」が、①不足する事なく存在、②円滑に循環している状態で、そのためには五臓六腑がバランスよく、きちんと働く必要がある)を、ざっと振り返る事から始まりました。
ただ、前回と今回で、参加者は一致していないので、前回受講していない参加者には、東洋医学は”哲学”なので、イントロだけでは、理解できなかったかもしれません。
次からが、今回のニューコンテンツです。
東洋医学的な病の考え方
- 虚実(きょじつ)
- 虚証(きょしょう):「気」「血」「津液」「精」の量が不足している、または量的にはあるが機能が低下している状態
- 実証(じっしょう):それらの量が多く滞っている、または機能が亢進(こうしん、働き過ぎ)している状態
- 寒熱(かんねつ)
- 寒証(かんしょう):相対的に冷えている陰陽のバランス失調
- 熱証(ねっしょう):相対的に熱い陰陽のバランス失調
- 熱証は、必ずしも体温が上がっている訳ではなく、体温が普通でも、例えば、「皆さんは、未だでしょうが、更年期障害で手足が熱るとか」(高齢の受講者大ウケ)、逆に冷え性は寒証。寒熱は温度的な感覚の問題。
- 虚実、寒熱のバランスが大事。
- 四診(ししん)
- 望診(ぼうしん):身体の色々なところを”見て”診察。生活の中で、相手が虚している、または実している状況を見る事で、例えば、「皆さんは、毎朝病院に集合されていると思いますが」(大ウケ)、あなた元気ないじゃない?と言ったとすると、相手に「気」が不足しているんじゃないか、と望診している。
- 聞診(ぶんしん):音を”聞いたり”、臭いを”かいだり”して診察。「高熱でうなされている時、オナラが臭くないですか?」(ややウケ)、これは”熱”がこもっている状態。
- 問診(もんしん):患者さんの話を聞いて診察
- 切診(せつしん):身体の色々なところを”触って”診察。例えば、手首の脈をとること。
- 四診は、トータルで、「気」が不足していないかを診ること。
そして、メインコンテンツの口の中の診察についてですが、
舌診(ぜつしん)
- 舌の状態を診る事で、全身の状態を診ることができる。舌は筋肉のかたまり。色や苔をみる。
- 「気」「血」の量は充分か?「寒」「熱」があるかどうか?など
- 病気の症状を感じていなくても舌に現れる。例えば、色みが青っぽければ「寒」、赤っぽければ「熱」
- 形をみる
- 大・厚:ぼてっと大きいのは、代謝がうまくいかず、津液の多く、停滞している。足が浮腫むイメージ。胖大舌(はんだいぜつ)といい、増えた水分を(筋肉である舌が)押し返す力がない。歯痕がつくことがある。舌は歯の内側にあるので、歯痕はつくものだが、戻らない状態。
- 小・薄:気、血の不足。痩薄舌(そうはくぜつ)といい、舌の筋肉が使われず、痩せてしまっている状態。
- 苔(舌苔(ぜつたい))をみる(厚さ)
- 厚:津液の停滞。水の代謝がうまく行っていないと、表面が白くべたっとなる。
- 薄:津液の不足。水の量が少ない。または、熱。ヤカンでお湯を沸かしていて、消し忘れて水が蒸発し、ヤカンを炙ってしまうイメージ。
- 苔をみる(色)
- 苔は無色だが、溜まってくると大体は白っぽくなる
- 熱の量に応じて、黄色(熱を出した時の小水は黄色い)、そして黒くなる。熱で炙られ、焦げた状態(炭、焦げは黒い)。付け根が黒くなる。病の進行がひどい状態だが、自分(講師)は、一人しか見たことがない。前日飲みすぎた友人。現在、ピンピンしている。
- 色を見る(舌の)
- 通常は薄い赤。寒の方向へは、白っぽい色から青へ。熱の方向へは、薄いピンクから赤々とした濃い赤。
- 舌診のポイント
- 朝一番に見るのが良い:苔が取れてしまうので、歯を磨く前に、本来の身体の状態を確認する
- 「状態が悪い=病気」ではない:バランスは誰でも何処かしら崩れているもの。その崩れた状態が現れているだけで病気ではない。
- 毎日観察してみる:色み、苔が厚い/薄い。今日はちょっと違う、と言うことに気づく。
そして、QAですが、医療セミナーにありがちな、みんなの前で、自分の症状を話して、これは大丈夫なのか的な質問が多く、講師もコメントに窮しつつも、さすが専門学校の先生、東洋医学ではこう言う状態かと思います、と回答されていました。
参考になったものを紹介します。
- 昔から苔が多いと胃腸が悪いのは?胃腸が悪いと言うのは便秘か下痢。便秘は腸が水分を吸収し過ぎで、下痢は取らなさ過ぎている。つまり、身体の水分の調節に関係があり、津液の調節がうまく行っていないので、苔が厚くなると考えられる。
- 歯痕が残るのは、足が浮腫むと、押しても戻らないのと同じ状態。水で膨らんでいて、筋力が弱まって、歯の当たった痕を押し戻す力がない。なお、左右対称ではない。舌、歯の元々の形の問題もある。昔からと言うのは、体質的に「気」が少ないことも考えられる。病気ではないが、何か「気」に問題が起きた時、他人より耐性がないかもしれない。
- 苔は、東洋医学的には取らなくてもよい。取るのは雑菌の繁殖を抑えるためだが、雑菌の繁殖も、その状態が現れているものと考え、自分の指標とするなら取らなくてよい。
- 肌の色と舌の色は関係ない。肌の色はメラニン色素の量。舌は筋肉なので血液の量で色が変わる。
- 口内炎と舌癌は関係ない。口内炎が舌癌になるのでは、と言うのは勘違い。
- 身体に悪いものを「邪」というが、「邪」が身体に入ると「精気」が戦う(ここで言う「精気」は白血球みたいなイメージかな)。そして戦いが激しいと高熱を発する。自分(講師)は、30歳を越した辺りから高熱が出なくなった。歳をとって「精気」が少なくなり「邪」にやられっぱなしの状態。
- 血が滞っている状態を瘀血(おけつ)といい、舌に筋状の痕が出ることがある。東洋医学の血は血液ではないので、血管が詰まっているのではないが、イメージは近い。ちょっとした傷が治らないのも瘀血の状態。
- なお、気が滞っているのは気滞(きたい)という。詰まっているのはなく、身体の何処かで滞っているイメージ。解消しようとすると”ため息”が出る。オナラも気滞のサイン。同じような概念で、瘀血を理解して欲しい。
私も、東洋医学の舌診で一旦切ります
後編は、歯科衛生士の監物さんよる歯の話です。
ではでは
レントゲンと血液検査ばっかりで、私はあまり医者を信用しなく成りました。