家庭菜園のチャービルですが、集っていた小さい茶色い虫のせいなんでしょうね。
下の方で、枯れた枝葉が目立つようになってきました。
それに、バジル、ゴーヤも、新芽のところに集るようになってきました。
頭のフケを払うかのように、バサバサやると落ちるのですが、捥いで料理に使うときも気にかかるので、
amazonで評価の高い防虫剤?殺虫剤?を島忠で買ってきました。
WEBで調べた殺虫の方法に、牛乳で窒息死させることがありましたが(ママレモンでゴキブリを殺すように?)
それと同じ方法らしく、収穫の前日に使っても大丈夫というオーガニックなもののようです。
昨夕、使ってみましたが、
今朝調べると、防虫剤がかかっていないあたりに、大量退避していたり、葉の裏側に回っていたりしたので
防虫の効果はありそうです。今朝は、葉を裏返したりして、再散布してみました。
これで効果がちゃんと出るといいのですが。
さて、先週末、土曜日のことですが、おおた区民大学「健康維持に役立つ食の知識 第1回 認知症と食事」に参加してきました。
緑のカーテン講習会、ハーブ講座に続き、こちらも当選しました。
「健康維持に役立つ食に知識」は全3回で、各回、個別に申し込むのですが、3回とも当選通知がきました。
おおた区民大学の他のプログラム「地域でいきいきと暮らしていくための知恵」も全4回、当選しましたし、
キッチンガーデン講座も結局当選しました。。。
これまで参加した講座は、決して人気がない訳はなく、行ってみると満席でしたし、参加者のやる気も感じられるので、何だかこんなに当たっていいのだろうか?と、ちょっと不安を感じます。
が、私も真面目に参加していますし、どれも非常に良い勉強になっています。
(ふるさと納税せず、大田区に市町村民税を払っている甲斐があるというものです)
さて、「健康維持に役立つ食に知識 第1回 認知症と食事」ですが、
参加のモチベーションについては、そのうち書くことになると思いますが、認知症(特にアルツハイマー)について勉強のきっかけが欲しかったので、大田区のイベントページで見つけた時は奇跡かと思いましたし、当選して本当に良かったです。
第1回の講師は、東邦大学医療センター大森病院 脳神経内科 柳橋優氏。
冒頭の大田区役所の担当者からの紹介では助教と言っていました。
今回も、講座で勉強できたこと、感想などを記載したいと思います。
(配布資料はなく、プレゼンの写真撮影の禁止されたので、私の理解できた、メモできた範囲で)
なお、内容が濃かったので、二回に分けたいと思います。
まず、大田区地域力推進部の方からプログラムや大田区の取り組みの紹介がありました。
おおた区民大学のページにありますが、
「大田区では、現代社会の抱える様々な課題(人権、平和、子育て、健康、福祉、環境、まちづくり等)や区政課題などに対して理解を深めていただくために区民大学を春、秋、冬の年間3回開講しています。 区民大学で学習することで、このような問題、課題に気付き、解決に向けて考え合って見ませんか。」
という主旨を理解し、真摯に学習したいと思います。
次に、会場となっていますし、残り2回の講師である佐伯栄養専門学校の学校長 山崎大治氏からの挨拶があり、
- 佐伯栄養専門学校は世界で初めての栄養士の養成を始めた。→ 1924年の創立ですから、結構な歴史ですね。
- 開設した佐伯矩の記念碑が、本門寺の五重の塔の辺りにある。→ 次、本門寺に行った時は見てみよう。
- 大田区と提携している(エコレシピコンテストなど)。学校の入学金、授業料には区民割引があります(笑)。
そして、柳橋医師からの講義になります。
- 横浜の大学に3年間外勤し、「もの忘れ」に特化し、80名の患者、家族を診療してきた。その経験を盛り込んで説明するので、認知症とは何かを理解してもらいたい。
- プレゼンの構成は、
- 認知症とは?
- 認知症の診断
- 認知症と栄養
- 持ち帰って欲しいイメージは(Take Home Message)
- 発症時の症状。記憶力低下以外にも色々周辺症状がある
- 早期発見が大事
- 食事は内容に加えて、摂取前の準備、摂取の仕方も大事
- 生活習慣、体重維持も発症予防には重要(高血圧、コルステロール・・・)
- 主食よりも、おかずをバランスよく多めに摂取
認知症とは?
- ボケること?人の名前やハンコの場所を忘れたり、バックの置き忘れなど記憶力に関わることだけではない。
- 朝になれば、起床する、朝ごはんを食べる。洗濯物が溜まったら、選択する。家が汚れたら掃除する。夜になれば、夕食を食べ、入浴し睡眠をとる。食べ物がなければ、買い物に行く。プレゼントをもらったら、ありがとうと言う、お返しをする。外出する時は身なりを整え、戸締りをする。それら当たり前なことを認識するのは脳の機能であるが、その機能が低下してくる。同じものを買う、道に迷う、服装に無頓着になる、火元を確認せず外出する、など。
- 医学的には、ICD-10(国際疾病分類)で定義され、認知症とは「通常、慢性あるいは進行性の脳疾患によって生じ、記憶、思考、見当識、理解、計算、学習、言語、判断等高次脳機能の障害からなる症候群」
- 日本神経学会のガイドラインでは、日常生活に支障があるかないかの判断であるが、歳を取ると緩やかに支障が出てくるもの(健忘症、正常老化)だが、急激に支障が出てくるのが認知症であり、その初期段階をMCI(軽度認知障害)というが、そこからアルツハイマー症などに進行する。
- 2025年には、65歳以上の20%、700万人が認知症患者になると予想されている。
- 高齢者の起こした痛ましい交通事故をニュースで見るが、高速道路の逆走の7割が高齢者による。老化に伴い、時間と空間の把握能力、認識・判断力が落ちてくる。
正常老化による健忘症も、最終的には生活に支障が出ることになるが、認知症との違いはどこか疑問に思いましたが、認知症は、その支障の出方が急激になるようで、次回に紹介する検査の点数は加齢に伴い年々下がるものだが、落ち方が急激になるとのこと。
- 自動車の運転に関して見受けられる周辺症状は、運転中に行き先を忘れる。駐車、幅寄せが下手になる(先日の、母娘が死亡した事故では、運転手にはこの傾向が見られていた)。交通ルールを無視する。わき見運転。車間距離が短くなる。ブレーキだけでなく、ハンドル操作も遅くなる。知らないうちに車に傷ができる。
知らないうちに車に傷ができる、って、自分の身体にも言えるんじゃないのかな。いつ擦りむいたかわからない傷とか。。。他人事じゃないな。
- 75歳以上は、3年に1回、認知機能検査を受けるが、医師が診断するものではなく、公安委員会が決める(そうなの?!)。医師の検査には3ヶ月は要する。身分証明書として必要と主張する人がいるが、運転経歴証明書を発行してもらえば良い。
- 車の運転だけなく、オレオレ詐欺、高齢者の万引き、マルチ商法などの社会問題も生じる。金銭面でのトラブルも、ご家族に負担を強いることになる。変な契約はクーリングオフを活用して。
- 重要なのは、そうなる前、MCIの段階で受診し、早期発見すること。
- 東邦大学医療センターには、もの忘れ専門科はないが、外来を受ける体制はある。
- 早期発見の必要性
- 治療可能なものに早期介入できる(慢性硬膜下血腫など)
原因は老化だけではないんですね
- 本人、家族が知る機会を得る。受け入れる時間を確保できる。
これは重要ですね。車の運転も、老化を受け入れられない高齢者が起こしていると言っても過言ではないかと。
- 進行を遅らせる内服薬の投与
- 進行に対して速く対応できる。社会的資源(介護保険など)の活用。住宅を改修するなど。
- 早期発見の症状
- もの忘れ:切ったばかりの電話の相手、同じことを何度も、仕舞い忘れ、置き忘れ
- 判断力・理解力:新しいこと、料理、片付けができない
- 人柄が変わる:怒りっぽくなった、自分の失敗を他人のせいに。家族が第一発見者「この頃様子がおかしい」。
- 不安感が強くなる:一人、外出は怖い
- 場所、時間がわからない:約束を忘れる、慣れた道で迷う、「頭が変になった」と本人が訴える。( 「お父さん、チビがいなくなりました」のシーンでありましたね。)
- 意欲がなくなる:身だしなみ、趣味、テレビに興味がなくなる、ふさぎ込む、億劫がる。
- 食事ができない:食欲がわかない、味覚が変わった、毒が入っていると主張
- 他の病気の影響が背景にあったり、患者と介護者の気持ち・認識にギャップを生じることもある
- 認知症を取り巻く環境は複雑:脳の病気、患者の性格、身体状態(高齢者は、喉が渇いた自覚がなかったりする)、生活歴(栄養に関係する)
というところで、休憩に入りましたので、私もここで一旦区切りたいと思います。
ここまでは、認知症とは?という話でしたが、
記憶力、判断力、生活習慣に関しては、症状が鬱と似ている感じがします。
違うのは、車の運転のところで出た、空間の把握力かな。
講師も、鬱ではないかのチェックは行うものの、認知症の場合は、正方形が描けなかったりするので、やはり空間把握力の要素が大きいと言っていました。
ではでは
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