池上優游涵泳

「料理と散歩と仕事で海外」「ベトナム生活あらかると」改め、「池上優游涵泳」として日々を綴っています。

キッチンガーデン講座①

2019-06-09 18:48:30 | 地域情報

今朝は、洗足池に散歩に行きましたが、道路が濡れていたので昨夜は雨が降ったようですね。

雨曇りの感じでしたが、旬の紫陽花は、曇り空に少し濡れた感じの方が、情趣があるような。

洗足池公園には、勝海舟夫妻のお墓があるのですが、その参道の両側が紫陽花でした。

それと、公園の入口には、白い紫陽花がありました(これは紫陽花ですね)

と、その隣には、、、

画像検索すると、やっぱりシモツケなんですけど、

こちらは更に楕円形というか、円錐形?

となると、シモツケ、コデマリでもないような。。。

 

さて、昨日のことですが、大田区主催のキッチンガーデン講座に参加してきました。

場所は、大田区消費者センターの集会室。緑のカーテン講習会と同じ場所です。

100名の募集で、運よく当選しましたが、ハーブ講座同様に、集会室は参加者でびっしりでした。

くどいようですが、何で落選しないのでしょうか。aruku&の名産品は、全く当たらないのですが。。。

 

では、例のごとく、講座の内容をメモった範囲で紹介したいと思います。

 

まず、主催の環境対策課の課長から、毎度のご挨拶。

これまで通り、

  • 18色の緑づくり(タネの無料配布。一応、また、池上地区のひまわりと日々草を頂いてきました。どこに蒔くかは思案中)
  • 緑化事業が東京オリンピックにおける大田区のアクションプログラムであること(バッジの配布。毎回いただくので4個目)
  • 生垣づくりに助成金(コンクリートではなく、木製の場合、という説明は初めて聞きました。問い合わせとか誤まった申請があったんでしょうね)

がありましたが、今回は、初めて枕噺がありました(驚)

実家では切ったトマトに砂糖をかける(実は、うちの父親がそう)。トマトを丸ごとかぶりついた時の美味しさから、以来、切ったトマトが食べられない。自分で作ると愛情が籠ります、と。あと、なんかジーンズにジャケットという、ベンチャーっぽい格好でしたね。だから、どうということはないのですが(苦)

 

さあ、キッチンガーデン講座の始まりです。

講師は、園芸家の深町貴子氏、テレビに出ている方とのこと。だからでしょうか、進行役の方から、プレゼン中にはカメラ向けないように、との注意がありました。

  • NHKの趣味の園芸に出ている。9年前に西城秀樹さんと始めた。Eテレで明日(6/9)8時に放送がある。山口もえさんとドラマ仕立てでやっているが、台本はほぼない。山口もえさんのリアクションがわざとらしくなるので。初心者向けの内容なので、彼女が納得するまで話すことになり、自分が喋ってばかりになる。
  • 園芸では、間引きのタイミングはいつとか、細かく考えがちだが、楽に、気持ちよく。野菜のいいところは、いつでも食べられる事。
  • 趣味」ではなく、「日常」にして欲しい。
    • 大変そう、難しそう、虫が嫌いなど考えがち。
    • 安心安全(自分で作る。虫でも食べる)、大人の食育(トウモロコシが土の中で育つと考えている人、魚は切り身で泳でいると思っている子供)、健康に生きるためのもの。
  • 植物の育ち方を考える。育て方ではない。
    • 子供をジャニーズのように格好良く育てることはできない(笑)。でも、優しい子に育っていく。
ここで、参加者に話しかけながら、トマトの種を蒔いて、育っていく様子をイメージしていきます。双葉が出て、本葉が出て、次の回答者が花をつけると答えると、早すぎるとツッコミが入り、脇芽が出て、葉が増えていくのを、一人ずつ数えさせて、9枚目で花芽が出るところまでを話して、参加者に、トマトの育ち方をイメージさせます。

全体を通してですが、一方的な話というよりは、参加者に話しかけ、答えを求めつつ、会話のように進めていくので、分かりやすく、内容に入り込みやすいです。ただ、故に、聞かれてもいないので、明後日の方から答えたり、講師の話そっちのけで、友達同士で喋り出す、おばさま達には、終始イラっとさせられるのでしたが(苦)

  • トマトの花芽は、同じ位置(向き)に生える。農家のりっしょく(立植かな?)で、みんな同じ向きに実を付けているでしょ。苗を買うときは、花芽の付いているものを買って、向きを確認して植えればよい。
  • 芽は、”首”のところから(土から)出てくる。首のところで日光を感じたら、葉を広げる。もやしは日光を当てないので、首のまま。スプラウトは、日を当てずに育てて、最後に日を当てて、双葉を開かせて出荷する。双葉の形が、貝を割ったようなので、”貝われ”と呼ぶ。
  • 複数の種を蒔いて、間引きするのではなく、一粒を蒔けば、と考えるかもしれないが、種同士の競争がある。早く芽を出して、葉を広げて日光を得ようとする淘汰が起きて、成長を早める。そして、いい芽を選ぶ。
たくさん蒔けばいいものではないでしょうけど、複数粒を一緒に蒔く理由があったのですね。。。ナスタチウムの芽が出ないのは、それか?(1ポットに2粒しか蒔かなかったから)
  • 植物が育つ上で大切ないのは(参加者に質問し、答えさせながら)、水、光、愛情(笑)、土、肥料・・・生物に必要なのは、空気(酸素)。植物も根で呼吸活動をします。二酸化炭素を吸収するのは葉の光合成。
    • 根は息がしたい。人間と同じで、喉が乾けば水を飲みます。植物で喉が乾いた状態は、葉が萎れた状態。土が乾いたら水遣りをすると、本やネットでコピペされているが、土の表面は必ず乾く。大事なのは、土の中が乾くこと(根が呼吸できること)。
    • 葉が萎れてから水遣りをする。成長点である新芽が倒れてくると、下の方の葉が柔らかくなる(全体に水が行っているとピンとしている)
これも自分の重大なミスを思い知らされる重要な情報でした。これまで、明らかに水をやり過ぎていましたね。メリハリと、ハーブ講座で学んでいましたが、根が呼吸している、という観点はありませんでした。ナスタチウムは、受け皿が乾くことなく水を注いでいたので、溺死かも。。。
  • 植物には、果菜類、根菜類、葉茎類があり、それぞれに特徴がある。
  • 果菜類(スイカ、トマト、ナス)
    • 実を付けるには花が咲かねば、花の前には葉を大きくせねば、葉を大きくするには地下茎が大きくならねば(根を張らせる)。
    • 前半戦は”枯らしめ”に。根は空気が必要。水を求めて根が伸びる
    • 最初の花から水を多めに。最初の実が付いたら肥料を。その前に肥料を与えると、葉ばかり増えてしまう。
これも、身につまされる。。。し、非常に納得感がある。
  • 根菜類(人参、かぶ)
    • 根は、縦に真っ直ぐ伸びる(地下水を求めて)
    • 水は控えめに。水が多いと、短くなる。十分縦に伸びてから、横に太くなる。その時は、水と肥料が要る。でも、土中なので、どうやって知るか。
    • 葉の枚数が増える。葉の裏側にある気孔から、葉を乾燥させて水を吸い上げる(蒸散作用。気化熱で葉の裏側の温度が下がる。緑のカーテンを作っても、水をやらねければ涼しくならない)。葉が吸い上げる水の量が増えるので、根が育つ(太くなる)。
牛乳パックを使って、(細めの)人参を15本育てる例が紹介されましたが、ちょっと驚きでした。が、上記のことを守れば可能でしょうね。
  • 葉茎類(レタス、キャベツ)
    • 地表に近いところで、細かい根が生える。空気が欲しいので。
    • 肥料をあげすぎると、葉がカチカチのキャベツが出来上がる。
根が地表に近いとなると、葉茎類は、水を頻繁にあげる必要があるのかな?以前、ベビーリーフを育てた時、すぐ萎れていたのを思い出しました。

というところで、前半終了、休憩に入りました。

私も一旦区切ることにします。(お腹を空かせた奥さんにご飯食べさせないと)

ではでは



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