誰だって1年に1回や2回はどうしようもなくついてない日がやってくる。
私の場合はつい先日だ。
病院に行かなきゃならなくなり、
カッパさんに断って定時の30分だけ早く店を上がった。
店が終わってからでも間に合いそうだったが、
幸い客も少ないのでカッパさんだけで対応できそうだったからだ。
さて、スタッと自転車にまたがってみたが、
感触が変。後輪がパンクしていた。
空気が抜けている程度ではなくゴムがクタクタになっている状態だ。
修理に行く時間がないのでバスで行くことにした。
1km先のバス停まで走った。
猛暑の中をね・・・。
ICカードを準備してなかったのが痛恨のミス。
いかなる場合でも持ち歩くべきだと実感した。
幸い病院には受付終了前に着き、用事を済ませることができた。
帰りもバスだ。
病院を出る前にスマホでバスの時間を調べた。
病院を出るとバス停にちょうどバスが止まっていた。
慌てて走ったが間に合わなかった。
なんでバスの時間を調べる前にバス停に向わなかったんだろう?
たった50m先なのに・・・。
15分待って次のバスが来たが、家より遠いバス停に停まるバスだ。
でも仕方ないのでそれに乗った。
家に帰るとカッパさんがごはんを食べてくれていたが、
私の分のおかずは残ってなかった。
それを問いただすと、
「少しだけ残すのはどうかなと思って無理して食べた」とほざく。
まあ、これは想定内だ。
こんな時のためにどん兵衛を備蓄してある。
「どん兵衛があってよかったな」とカッパさんが慰めてくれた。
おまえが言うか?
しかし、これは予兆に過ぎなかった。
さて翌日。
炎天の中を自転車をひきずってこれまた1km以上離れた自転車屋に行った。
店主が他にも修理の自転車が控えているので、
夕方になると言う。
暇そうなのに・・・。
それで自転車を置いて徒歩で帰り夕方取りに行った。
店主が出てきたが挙動不審だ。
「あの自転車ですか?」
と店の正面の駐車場に置いてある自転車を指さした。
そうだと答えると
「やるの忘れてました、ハハ」とほざいた。
ええーーーー!!
やるの忘れてた?
そんなことあるか?
一瞬殺意を覚えた。
店主のわずかに残っている頭髪を全部引っこ抜きたくなった。
「15分で修理しますんで、この自転車使ってください」と
別の自転車を用意した。
チクショー!!
なんてついてない日なんだ!!
一旦家に戻り、15分後に自転車屋へ行く。
自転車は用意できていた。
本当に忙しかったのか?
疑心暗鬼になる。
定額の修理代を請求してきたので、
「うーん今度この店で自転車買うからさ、まけてくれへんかな」と
言ってみたらあっさりOKした。
当然だろがっ!
「一応、メンテナンスもしときましたんで」と恩着せがましく言っていたが、
たった15分の間のメンテって大したことしてへんやろ。
二度とこの店には来ないぞっ!!
と心に誓った私だった。
これでついてない日が終わればいいのだが・・・。