カッパの女房

縁あってASDのカッパさんの嫁になりました。
カッパさんの飼い主・・・いや嫁として日々修行中です。

フクの猛省(めっちゃ長文)

2020-10-11 18:31:29 | 日常のあれこれ


書いていて止まらなくなったので、

長文になってしまった。

お急ぎの方は、時間の余裕のあるときに読んでね。


さて、最近、外反母趾がひどくなってきたような気がする。

今のお出かけ用の靴は1kmも歩くと親指の付け根が痛い。

ネットで外反母趾用の靴を探していたら、ある靴がヒットした。

その靴は隣の市の百貨店で取り扱っているので、

早速行ってみた。

靴を見てびっくり。

高い!!

2、3万円もする。

でも、10000円ちょっとのシリーズもある。

この際だから靴に10000円出そうっ!!と覚悟を決めた。

で、振り向くとスタッフは一人しかいなくて、

なんだかややこしそうな客(私の主観だ)の対応をしている。

(たぶん)40代女性だ。

・・・不思議なんだよね。

面倒な人ってそう言うオーラが出ているんだよね。

声のトーンとかね。

で、20分後にまた行ってみた。

まだ、(その客は)居る。

また15分後行ってみた。

まだ、スタッフは接客中だ。

思い切ってスタッフに声をかけた。

「靴のことで相談したいので、どれくらい待てばいいですか?」

と聞いてみた。

するとスタッフの目が泳いで、

「あのお客様の都合の良い時間に・・・」

「1時間ぐらいは百貨店内をぶらぶらしていますが・・・」

「じゃあ1時間後に」

「は?1時間後ですか」思わず、声が裏返ってしまった。

1時間はぶらぶらしていると言ったけれども、

まさかの1時間待ちとは!

なんだか無性にイライラしながら、そこを後にした。

でも、接客中の客の前で「すぐ終わりますので」とは言えないよね~。

などと百貨店を巡回しながら色々と考えていた。

まず20分後にチラッとそのコーナーの前を通ってみた。

まだ(あの客が)居る。

さて40分後に通った。うん、まだ居るね。

今度はそのコーナーまで行き、靴を手に取ったりして、

「待ってるんですけどぉ~」っつうね、あからさまにな態度を取ってみた。

まあ二人ともスルーだね。

二人の世界になっちゃてるわ。

私が感心したのは、その客のご主人がずっとその場にいることだ。

所在なさそうに女性のそばに立っている。忠犬ハチ公だな。

もう、あたしゃ疲れた。

なんかムカムカするし。

「帰ろうっ!!」そう決めた。

こんなムカムカした状態で靴なんか買えないわ。

それよか、お客様相談センターに電話して、

いかに私が理不尽な目に遭ったか訴えてやろう!

私をないがしろにしたあのスタッフを懲らしめてやろう!

そう思った。

次、そのコーナーを除いてまだ接客中だったら、制裁決定だ!

トイレなどに行ったりしてたっぷり1時間後、

その靴のコーナーに戻った。

ちょうど、その女性客夫婦が出ていくところだった。

私が足を踏み入れると、そのスタッフが慌てて飛び出してきて

「あーー本当にお待たせして申し訳ありません!!」

と、すっごく平謝りだ。

「1時間もお待たせしてすみません」とペコペコ謝ってくれる。

私もつい「すごく丁寧に接客されているので感心していました」

などと心にもないことをほざいた。もちろん、少し嫌味。

「お値段が高いので買えるがどうかわかならいです」などと

伏線も敷いておいた。

「あーーそんなん気にしないでください。気に入ればで結構ですよ」

とにこやかに答えて、

「じゃあ足の計測しますね」と私の足を図ってくれた。

どうやら私の足はかなり規格外のようだ。

足の幅は

A、B、C、D、E、EE、EEE、EEEE、F

の9段階らしい。

私はBよりのAだと言うことが判明した。

「細い!!お客様の足、細いですねっ!」

今まで出会ったことのない細さらしい。

私、パンプスとか4Eを履いてたんだけどね。

日本中が4Eの靴が楽だとか言うからさ。

私の足はずっと靴の中を泳いでいたようだね、うん。

なるべくしてなったよね、外反母趾に。

さて、

計測だけで20分かかった。

スタッフさん(←“さん”づけになってます)が在庫を取りに行ってくれて、

しばらくして4足ほど持って戻ってきた。

足幅はA,Bは生産してないらしくCしかなかった。

Cでもスポッと足が入る。それにまた驚くスタッフさん。

私の足ってそんなにレアだったんだ。

日本人が楽な靴って私が履いたらダメじゃんっ!!

スタッフさんの薦める靴はどれも履きやすくてめっちゃ楽。

ってか足と一体化しとる。

紐靴とかにすごく丁寧に履かせてくれるし、

なにより私の足の欠点を次々と指摘してくれる。

もう、師匠と呼ばせてって感じ。

そんなこんなで、私はホテルでも通用するようなエレガントな靴に決めた。

すっごく高かった。

でも値打ちはあると思った。

ただ私の選んだ色は取り寄せになるので、

手元に届くのに2週間ほど要するらしい。

そのときにインソールをカスタマイズしてくれるそうだ。楽しみ!

結局、店を出た時は1時間以上たっていた。

あのとき、靴をあきらめなくってよかった・・・。

私はあんな良い店員を懲らしめようと画策していたのだ。

ほんま私ってどうしようもないアホだな。

反省すると同時に、人ってちょっとしたことで心が歪んでしまうんだなって

痛感した。

先客がいて私がムカムカした原因は色々ある。

まず、私自身がなかなか百貨店に来れないもどかしさ。

たまの来店に対しての期待感が大きすぎた。

あと、ダサい恰好をしていた。おしゃれに手を抜いた。

自分を鏡で見たときにあまりにもダサくて目まいを覚えた。

なので『せっかく来てやったのに』とか『私がダサいからナメられた』など

負の心境になったのだ。

今度、買い物するときは「またいつでも来れる」と余裕を持つのと、

ダサいな、と思う恰好で出かけないことだ。

これは肝に銘じよう。

コメント
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