12月4日は中村哲さんの命日だ。
銃撃事件から1年になる。
中村哲さんのことを私はうっすら知っていた。
亡くなってからその偉業に感銘した。
ただ、私は数十年前にパキスタンのペシャワルで働く、
日本人医師の存在は頭に残っていた。
近年に名前を頼りに書籍を調べて、井戸も掘っていることも知っていた。
いつか図書館で本を借りて読んでみようと思っていた。
その矢先の訃報だった。
下の新聞の切り抜きは、私の心に響いたコラムで、
切り取って手帳に長年挟んでいたものだ。
もう何十年前の記事かわからない。
宝物と言っていい。
彼が生存中に授与されなかったことで、
ノーベル平和賞そのものが、嘘くさく思えた。
結局は(授与対象者は)白人・黒人優先かよ!と思ったのは私だけか?
もう少しアジア人にも目を向けて!
あそこまでの偉業を成した人って他にいたか?
2017年は核兵器廃絶国際キャンペーンって言う団体が受賞しているけど、
全然、廃絶してないし!何のムーブメントも起こってないけど!
2020年は国際連合世界食糧計画が受賞。
なんか国連がやるべきことをやったってだけじゃん!
個人の受賞者も、中村哲さんの業績には遠く及ばないわ!
って、みなさんを置いてけぼりにして一人で熱くなってごめんよ。
私が中村哲さんがいかに偉い人かを、
カッパさんに話しても、
カッパさんは全然興味を示さない。
上の空で話を聞いている。
まあ、そんなもんだろう・・・。
中村哲さんはクリスチャンらしいが、
イスラム教にもきちんと寄り添った。
住民のためにモスクも建てたと聞く。
宗教って何だろ?
神って何だろ?
って素朴な疑問だ。
私は無宗教だが、宗教にまつわるイベントは好きだ。
お祭りは楽しい。
お祭りには愛があふれている。
あ、
もしかしたら神は「愛」か?
だとしたら、色んなところに愛がある。
もちろん自分の中にもだ。
万物に神が宿るとされる日本人の考えは間違ってない(かな?)
唯一神とする宗教は、強いリーダーを求める人種が崇拝する。
神様は唯一だと考える方が統率は取れるよね。
上下関係も明確になるしね。
でも、いっぱいいてもいいじゃないって言う日本人の宗教観の方が好き。
イスラム過激派の人たちも、もっと柔軟な考えを持ってほしい。
こんな悲劇はもう二度と起こさないでほしい。