カッパの女房

縁あってASDのカッパさんの嫁になりました。
カッパさんの飼い主・・・いや嫁として日々修行中です。

決戦の土曜日

2021-03-01 08:56:22 | 日常のあれこれ


自治会の役員選出の決戦日!

とうとうこの日がやってきた。

2月に入ってすぐに同じ班のEさんから

「フクさんとKさん(私の隣人)が来年度の役員やから」

と案内の用紙を受け取った。(各班で班長と専門委員の2名選出となる)

なんだか役員回ってくるの早くないか?

8年に一度に回ってくる予定が6年で回ってきた!

引っ越しとか離婚とかで、どうしても順番が狂ってしまうのかな。

計算では早くても来年のはずなのに・・・などとウダウダ考えてしまう。

私の属する班は80世帯程度で、それを5つに分割している。

だから16世帯が最小のユニット。

前回私はこの80名を総括する評議員になってしまって、

それはそれは大変な思いをしたのだ。


もう評議員は嫌だ。

絶対になりたくない。

班長1択で!!

と、思うが世の中そんなにうまく行かないもんだ。

当日にKさんは役員選出会議に用事で出席できないので、

なんとか班長を譲ってもらえないかと私に泣く泣く懇願してきた。

こうなることは予想していた。

なんとなくね・・・。


さて、専門委員には「町づくり安全委員」と言うようなものがあり、

それは男性の仕事だ。

単身世帯の男性がいる場合、優先的にその役が回ってくる。

でもいなければ希望制。またはじゃんけん。

私はカッパさんに安全委員になってもらえないかとお願いした。

ま、要するに不定期の夜回りの仕事だ。

「火の用心~」ってみんなで拍子木叩いて町内を回るやつ。

すると、案外ノリノリで引き受けてくれた。

この土地で商売をやらしてもらっているし、

カッパさんも役員はしておいてもいいかと思っていたらしい。


かくなる上はなんとか安全委員を勝ち取らなければならない!!

役員選出の日は近所の神社にお参りにいった。

うまく行ったら千円お布施しますとお願いした。

当日、自治会館には6人しか集まらなかった。

前回、私が出席した時は10人全員だったのに・・・。

どうやら同じ班から2人来ていたので、

その場の話し合いで1人は班長になり帰った。

さあこの5人で、殴り合いだ!鼻息が荒くなる。

しかし意に反して、他の人たちは「私は何でもよい」と遠慮がちだ。

進行役は今年度評議員のMさんだが、

コロナ禍でイベントが全て中止でほとんど仕事がなかったと言う。

集金や回覧を回す班長が一番仕事が多かったとのこと。

それじゃあ来年度も班長以外は仕事が少ないね・・・

みたいな空気になり、

会議に無断欠席の人は班長になってもらい、(←甘くね?)

残ったメンバーで評議員と安全委員と福祉委員(2名)と婦人会委員を

決めることになった。

男性の参加がいなかったので、

「じゃあ私の旦那が安全委員でいいですか」と私が切り出すと、

みんなは別にどうでも・・・って言う感じで頷いた。

残りもうーん、何でもいいですけどね・・・と消極的。

で、じゃんけんで勝った順に評議員、福祉委員、婦人会委員と決めた。

拍子抜けだ。

私が任期満了のときの役員選出は全員がギスギスして目が血走っていた。

まず班長の奪いあい。

子どもが小さいだの、学校で役をしているだの、色んな都合を持ち出して

班長を勝ち取ろうとする。

これは気が強いもん勝ちだ。

負けた方はできるだけ楽な専門の役員に就きたがる。

なんとしても評議員だけは避けたい!!

って言う邪念があちこちで立ち込めていた。

旦那を人身御供にしてまでも安全委員に甘んじる人もいた。

鬼気迫るじゃんけんの末、負けた人の断末魔の叫びと言ったら!!

それが5年前の役員選出の光景だった。

それに引きかえ今年はなんということでしょう。

もう、みんな奥ゆかしい。

こんなおっとりとお嬢様然とした人がこの住宅地に潜んでいたのか。

どうもギスギスしていたのは私だけのようで恥ずかしくなった。


トボトボと帰宅してカッパさんに報告する。

カッパさんは「えーよー」と了承してくれた。

バカでよかった。

これで6年?先まで役員は回ってこない。

安心してゆっくり眠ろうと思ったが、心は興奮したままでなかなか眠れない。

そんなもんだ。

更年期だしね。乱れた自律神経が整うのに時間がかかるのさ。


さて、翌日近所の神社に行った。

迷いに迷ったが1000円札をお賽銭箱に入れた。

500円と迷ったが、

やっぱり神様との約束は守らなきゃって思ってね。

きっと今年は良い年になるに違いない。

コメント
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