嫌いな人

誰だって嫌いな人はいる。

私も人生の中で本当に大嫌いな人は１０人くらいいて、

その中でも和解したとか相手に悪意がないと分かっった人を除くと

５人くらいに減る。

死んでほしいと願うほどではない。

もう今の生活に全く関係のない人なのでね。

ただ今も「許せない」と言う気持ちが残っているだけ。

果たしてこの人数は多いのだろうか？

でもこの人たちに出会ってよかったとも思っている。

私のようなゆるいバカが、

好きな人ばっかりに囲まれて生きていたら、

ダメダメな人間になっていたと思う。

「誰からも愛されている私って選ばれし者？」

なんて有頂天になっているだろう。

ほんでもって色んな人から騙されて、

それでも気付かずに「みんな大好き」などと

ほざいているだろう。

嫌いな５人と言うのは、

みんなにとって嫌な奴ではなく、

私にだけ嫌な奴だから腹が立つのだ。

他人には優しい態度のくせに、なんか知らんけど私に冷たい、

って言うか、キレる？無視する？

そんな態度を取っているように私には見えた。（あくまで主観）

だから嫌いになった。

ま、私を好きになってくれないから嫌いだって言うのはあるかもね。

私は器のちっせーー人間だから。

でも、人ってそんなもんじゃね？

でも別に謝ってもらいたいとかの気持ちはない。

むしろ感謝しなきゃね、と思う。

何かしら私の成長の肥やしにはなっているはず。

次にそんな感じの嫌な人に出会っても、学習済みなので特に根に持たない。

私だって誰かの「許せない人間」になっている。

知らず知らずに、誰かの欠点に過剰に反応し、

距離を置いたことはあるかも知れない。

何気ない一言でひどく傷つけたかも知れない。

いや、きっと傷つけていると思う。

要するに“因果応報”みたいなもんだ。

自分だけがつらい目に遭っているわけではない。

それに自分が苦手だと思う人は、やっぱり人望がない。（私もね）

たまに、大っ嫌いな人を思い出すときがある。

怒りが沸くときもあるし、

少しの痛みとともに空のかなたへ消えてゆくこともある。

やさしい人たちに囲まれて暮らすのもいいけども、

免疫が落ちないように、

ちょいちょい嫌いな人が出現してくれる方がいいかもだ。

私の場合、月に２，３度の割で、

カッパさんが世界で一番嫌いなヤツになるけども・・・。

ずっと免疫が鍛えられている。

これはいいことなのか？