光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

木更津市吾妻の道標「江戸みち」付近を歩く

2020年10月07日 | 日記

 秋晴れで過ごしやすい日になった10/3(土)、ツレと県道87号線沿いの旧街道を散策しました。県道近くの吾妻神社駐車場に車を停め、旧道を木更津方面に向かいました。木更津では小倉アイスで知られた東屋を通り越すとかなり広い三叉路。その角に旧い石の道標が立っています。この道標は安政5年(1858年)に建立されたもの。





  先端部には指をさす手が浮き彫りにされています。左手には吾妻神社、右手には江戸みちと刻まれています。そして中央部には傷があり、折れた石柱を再度つないだようです。





  江戸みちと刻まれた下には「東都小網三艾問屋 釜屋治左ヱ門建立」とこの道標を立てた人の名が刻まれています。この釜屋艾(もぐさ)は現在も東京都中央区日本橋小網町6-1に存在しています。代表取締役社長も富士治左衛門さんです。162年も経つのに江戸時代から続くもぐさ問屋が現存しています。凄い事ですね。



 この標識の指す江戸みちの方にツレと進んでみました。住宅地を抜けると通称アジサイ通りと言う道にぶつかり、それを過ぎると内房線の線路まで行きます。内房線路を超え暫く行くと「房総往還旧道」、この道を左に行くと江戸方面に向かい、右に進むと木更津、富津です。





  アジサイ通りから道標のある場所まで戻り、旧道を木更津方面に歩きました。5~6分で吾妻豆腐店、ここで出来立ての厚揚げと豆乳プリンを購入しました。手づくりの絶品プリンと厚揚げです。ツレがここの大ファンです。





  旧道を暫く行くと平等院が見えてきます。ここには民謡「会津磐梯山」に出て来る小原庄助さんの墓があるそうです。また道路を隔てた廃屋の陰には赤い鳥居。奥にひっそりとコンクリートの社殿がありました。漁村に多い小さな神社です。ツレと並んで参拝してきました。