9/21(土)真夏のような日差しの中、金田漁港を訪問しました。20日から陸上採苗海苔、いわゆる海苔の種付けが行われているので、ツレと午前8時30分頃種付け場にお伺いしました。
最初は漁師兼市会議員、そしてカメラマンの斉藤高根さんに挨拶に行きました。何時もこの種付けの時にお世話になり、以前ツレが『木更津』と言う本を出版をする際にも色々指導していただいています。
とてもひょうきんでユーモアのある方です。
今年も種付け場には沢山の人が集まり仕事をしています。ツレが常々、毎日食べる海苔がこんなに手間がかかるとは思いも寄らなかったと言っていますが、確かに凄く手間のかかる仕事です。
この陸上採苗通称海苔の種付けは、海苔網に海苔の胞子を着生させる作業です、海苔の胞子は牡蠣殻に着いた外注品を使います。
水車が入った水槽には胞子の着いた牡蠣殻が吊されています。水車は直径約2m位あり、それをゆっくりと回転させ水車に巻いた網に付着させます。牡蠣殻は時々点検して胞子がなくなると交換します。
網に胞子が着いたかどうかは、網を少しカットして顕微鏡で確認します。
水車の側には胞子の着いた牡蠣殻が沢山水槽に入れられ置かれています。なるべく太陽光を受けないように黒い膜で覆われています。太陽光に当たると海苔網につく前に胞子が活発になり放出する量が増えてしまうからだそうです。(続く)