この行事以前は9/9に行われていたのですが、現在は諸般の事情により10月の第一日曜日に変更されています。高さ約1.8mの男女一対のワラ人形を作り、男はちょんまげで槍を持ち、女は長髪で薙刀を持っています。
小櫃川流域で行われているかしま人形は、5ヶ所。①袖ケ浦市阿部②袖ケ浦市三箇(廃絶)③君津市俵田④君津市広岡(当地)⑤君津市大坂、新型コロナの感染拡大で中断してから再開されているのは、この広岡地区だけです。しかし昔は君津地域だけで19ヶ所で作られていたそうです。
鳥居に固定されてからも細かい作業が続きます。
午前11時半頃にかしま人形が完成すると鳥居の横の小さな社殿の前に全員が整列。そして悪疫予防、盗難防止、五穀豊穣、家内安全を祈願します。
記念撮影の後、かしま人形の懐に袋詰めのお菓子(昔は団子)を一組入れます。夕方地区の人たちが参拝し、懐のお菓子をもらいます。そして持参したお菓子を代わりに入れます。お菓子は護符(ごふ)の意味があり、食べると病気にならないという言伝えがあります。これでかしま人形の行事が終了。制作者は公会堂で打ち上げが行われます。