光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

ユリの花の繁殖-種子を飛ばす不思議なユリの花

2022年12月05日 | 日記

       

  夏咲いていたユリの花も、晩秋を迎えると花が散った後に緑色で、葉巻状の物を残します。以前崖やコンクリートの斜面にユリの花が咲いているのをみて、ユリは球根から育つのに、あんな斜面にどうして球根が入り花を咲かせたのか不思議でした。(ユリの花は8/20撮影)

  

 ツレに聞いて見ると、ユリは種を飛ばして繁殖すると言うのです。それで昨年種を飛ばしたところを撮影しましたが、今年も庭のアチコチにユリが咲いていたので、再度種が飛ぶまでを追ってみました。上の緑の葉巻状の筒は10/08と10/11に撮影したものです。

  葉巻状の筒は、11月になると茶色く枯れて先が開いてきました。

      

 

  葉巻状の物の中には種がビッシリと入っていました。筒を開けて手にとって見ると、茶色い魚のウロコのような物が出てきました。これが種です。薄べったいので、風に乗って結構遠くまで飛んでいくようです。

   

  風の強い日に漸く、ユリの種が飛んでゆくのが見られました。これが地面に着地して根をはり、球根を作り茎や葉を育て綺麗な花を咲かせます。このユリにもテッポウユリとタカサゴユリがあって、どちらか区別できないので、総称としてユリと言う名称で紹介しました。この綺麗なテッポウユリは日本の琉球と台湾が原産だそうです。何か誇らしい気分です。

 



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