光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

可憐に咲くカタクリの花②-柏市群生地

2021年04月07日 | 日記
 
3/27(土)柏市のカタクリ群生地を訪問。可憐な薄紫のカタクリの花を撮影して来ました。この群生地は急勾配の斜面にカタクリが群生しています。遮るのは高さ1.2m位のフェンスだけなので、写真を撮るにはもってこいの場所です。この日は見物人が10名位、細長くて広い場所なので密にはならないで済みました。





 カタクリは古くから親しまれており「万葉集」にも堅香子(かたかご)の名で詠まれています。大伴家持が詠んだ句で、万葉集にはこの1首しか登場しません。
     「もののふの八十娘子らが汲みまがふ寺井の上の堅香子の花」





 根が片栗粉の材料としてよく知られていますが、今や片栗粉はジャガイモのデンプンから作られているそうです。片栗粉を製造するほど大量のカタクリを栽培するのは大変ですからね。




可憐に咲くカタクリの花①-柏市カタクリ群生地

2021年04月05日 | 日記
 
 緊急事態宣言が解除され、溜まっていた用事を済ませに3/27(土)久しぶり松戸を訪れました。そして見頃になった柏のカタクリ群生地にも寄ってきました。小さな薄紫のカタクリの花が沢山咲いており、今まで巣ごもりしていた憂鬱な気分が癒されました。



 ここは昭和41年(1966年)4月に柏市指定文化財(天然記念物)に指定された珍しいカタクリ群生地。カタクリはユリ科カタクリ属の多年草で毎年桜と同時期に小さなユリのような花を咲かせます。



そしてカタクリは気温が低い日や曇りの日は花が閉じたままで、朝夕は十分開花していないため晴れた日の昼頃が見頃。訪問した27日は気温が高く時間も午後1時過ぎだったので、花は満開最高でした。


 
 この群生地は山林の北斜面にあり、カタクリの花は下向きに開花するので撮影には最適な場所です。



 ただ林の中なので、光がカタクリの花を照らす時間が短いのが難点です。狙った花に陽が射すのを待ってシャッターを切ります。狙い通りの写真を撮るのは至難の業ですね。



 この群生地側の道路のマンホールは、カタクリの花がデザインされていました。面白いですね。


江戸時代からある袖ヶ浦市の光福堰・桜が満開です

2021年04月03日 | 日記
 
以前袖ヶ浦市延命寺前の道路に「光福堰 田園空間袖ヶ浦散策路」と言う道標を見付け、この光福堰に一度行って見ようと思っていました。調べてみると国道410号線久留里街道沿いに在るらしいので、3/26(金)にツレと行って来ました。





 国道409号線と410号線が交わる三高交差点を久留里方面に進み、200m程行くと左手に池と小さな公園が見えてきました。ここが光福堰、桜が満開でとても綺麗です。知名度が低いせいか殆ど人がいません。私たちが行った時は子供ずれと、中高年の人が2~3人いただけでした。





 光福堰は今から350年前、江戸時代に作られた農業用のため池。名前の由来は道路の反対側にある光福寺によるものと言われています。池には桜の花びらが浮かび、日本画に描かれたような光景が見られます。







 光福堰には2か所の駐車場があり、久留里方面の駐車場にはトイレも設置されています。駐車場のある小さな公園にはチューリップ等の花も植えられ、綺麗に整備された農業公園と言う印象でした。


袖ヶ浦市延命寺・お札の貼られた百地蔵②-ウラシマ草も咲いてます

2021年04月01日 | 日記

 3/24(水)の午後ツレと袖ヶ浦市高谷の延命寺を訪問。最初に新しく置かれたアマビエ像を見学し、裏山の百地蔵尊を撮影です。延命寺は奈良時代の神亀元年(724年)行基上人によって創建されたと伝えられる古刹。伝説通りなら建立されてから約1300年も経つという古い寺院です。そして豊臣秀吉発行の文書が残り、幕末には旧幕府軍が陣を張って官軍の攻撃を受けた場所でもあります。



 百地蔵を見て回ったのは午後2時頃。この時刻は木々の間から光が差し込み、お地蔵様や石板が一番良く見える時間帯です。裏山にも桜の木が点在し満開。花びらがお地蔵様の周りに落ちて風情があります。上はお地蔵様の上にあるサクラとお顔を入れて撮影したカットです。



 20~30m位裏山を昇ると台風で枝が折れた山桜が、百地蔵群と共に見られます。前は花が咲いていましたが、今年は咲いていませんでした。





お地蔵様や石板の間にウラシマ草を見付けました。長い髭のような物が出ている不思議な植物です。

         



 百地蔵が置かれた裏山の頂上付近で休憩しました。ベンチが置かれています。所どころに階段が在る山道を登ってきましたが、それ程疲れはありません。袖ヶ浦のパワースポットと言われる由縁でしょうか。



 下りは道が滑り、気を付けなくてはなりません。スポットライトの様に光を受けたお地蔵様がはげましてくださるように佇んでいました。そしてそのお地蔵様の付近には椿の花が沢山落ちて、陽の光が当たっていました。