光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

朝の木更津港と新装なった鳥居崎海浜公園

2022年05月17日 | 日記
 
  5/10(火)ツレと長須賀地区でセイタカシギを見た後、3月にフードコートが完成した鳥居崎海浜公園と木更津港周辺を散歩してきました。朝の7時頃だったので鳥居崎海浜公園には、殆ど人がいません。見かけたのは犬の散歩をする人やジョギング中の人2~3人だけでした。駐車場に車を停めると、直ぐに野良ネコ2匹が車の下に潜り込みました。良くネコが車の下敷きになる事故があるので、可哀そうですが出して他の場所に行ってもらいました。





  中の島大橋の反対側が公園の入り口。そこには大きなKISARZUのモニュメントが置かれています。最後のUの字には木更津のマスコットキャラクター・きさポンの人形が置かれていました。海に目を転じると三栄港運のガット船(砂利運搬船)和加丸が出港していくところです。新しく出来たフードコートと幾何学模様の海岸道路が、コラボしてとてもモダンな雰囲気です。



  海岸通りに白い台が立っていました。通りがかりの人に聞いて見ると写真を撮るための「フォトスタンド」だそうです。園内に3か所設置されているとの由。

      



 暫く公園を散歩してから、海を隔てて反対側の木更津内港北公園に行きました。ここは海釣り公園だそうですが、駐車場しかない不思議な公園です。





 正面には日本一高い歩道橋、通称「赤い橋」の中の島大橋があります。近くにはヨットハーバーと潮干狩り場がオープンしており、賑わっています。





  木更津内港には、細長い突堤のような物が何本か設置されています。そこでは数人の漁師が作業中、カキの養殖を行っていました。最近では江戸前のカキとして、珍重されているようです。


セイタカシギその後-木更津市

2022年05月16日 | 日記
 
  5/10(火)早朝ツレと長須賀地区を再訪し、4/13に観察したセイタカシギのその後を撮影して来ました。前回行った時には湖面を飛ぶツバメは殆どいませんでしたが、今回は沢山のツバメが低空を飛翔して餌を獲っていました。ツバメは恐ろしく速くて中々ファインダーに入りません。置きピンにして飛行する場所を予想し、やっとそれらしいカットが撮れました。

        



  前回来た時にはヨシキリやオオヨシキリの鳴き声は全然聞こえませんでしたが、今度はうるさい位鳴いていました。ただ鳴き声だけで姿は見えません。忍者の様な鳥です。そういえばその鳴き声からオオヨシキリは、行行子(ぎょうぎょうし)とも呼ばれ、小林一茶も「ぎょうぎょうし 口から先に生まれたか」と詠んでいます。

      



 長須賀に着いたのは午前5時半頃。この日の日の出は4時39分ですが、まだ薄暗く野鳥もほとんど見当たりません。暫くすると内房線線路側の蓮田池に、セイタカシギの姿が見えてきました。





 最初は2~3羽しかいないのかと思ったのですが、あちこちから飛んできて10羽程になりました。しきりに餌を捜しています。





  セイタカシギはチドリ目セイタカシギ科に分類される鳥で、背が高く足が長いのが特徴です。湿地や干潟、水田に生息し繁殖期はツガイで過ごします。繁殖期間は4~6月で、水辺の見晴らしの良い所に卵を生み、雄雌が共同で抱卵をするそうです。


  


 踏切の警笛が鳴り久留里線の車輛が、木更津駅に向かって走行して行きました。まだ時間が早いので、乗客は殆ど乗っていません。蓮田池には黒いバンも元気に泳いでいました。またセイタカシギが抱卵している姿を捜したのですが、見つけられませんでした。去年は5/10には抱卵している所を撮影していますが、今年は遅くなりそうです。


木更津駅界隈②‐東口周辺の光景・不思議な足跡もありました。

2022年05月13日 | 日記

 5/4ツレと木更津駅周辺を散策、3か所の駅階段に描かれたアートを見学しました。その後東口周辺を巡りましたが、ますますドーナツ化が進む駅周辺の光景に驚きました。東口を出て線路に沿って進むと、久留里線の車輛が置かれている所に、不思議な足跡が書かれていました。その一つには10と言う数字が見られます。何の為にあるのでしょうか?



  近くにJRの職員らしき人がいたので聞いて見ました。通路を示しているとの事でしたが、詳しい事は知らないようでした。

    



  線路に沿って自転車置き場がありますが、結構荒れています。こんな光景を見ると、ガッカリしますね。もう少し行政もしっかりしてほしいものです。駅から300m位君津方面に進むと矢那川です。

     

  レトロな鉄橋が架かっていました。その向こうに銭湯の煙突も見えており、昭和の光景を見る様です。



  川は水が少なく、投げこまれたのか?自転車が2~3台放置されていました。





  駅前だと言うのに空き店舗や廃屋が多いです。人の往来も少なく、歩いていても殆ど通行人がいません。金田の三井アウトレット周辺とは雲泥の差です。金田地区はゴールデンウィーク中は車の渋滞がひどくて近寄れません。





  暫く散策して東口に戻りました。変わった看板や面白い看板があったのでシャッターを切りました。



  最後に西口に移り、市営駐車場に止めてあった車で帰宅しました。駅前の道路のマンホールには、證誠寺のタヌキがモチーフにしてあり、西日が射して木更津らしい光景でした。


木更津駅界隈①-駅の階段が高校生によってアートに変身

2022年05月12日 | 日記
  
  5/4(祝)ゴールデンウイークも半分が経過、天気も良かったのでツレと木更津駅周辺を散策してきました。トップの写真は駅西口階段、面白い絵が描かれていました。今年の3/28に木更津工専美術部の生徒が作成した『ハルノヒ』と言うタイトルの階段アート。明るい春の雰囲気が出ている作品です。

  この下はそれまで描かれていた『夜空~星降る夜はお月さまと~』と言うタイトルのアート、これも木更津らしい素敵な作品でした。



  今度は東口の階段に行ってみました。まず北側階段(喫茶店ラビン側)には、大きさ幅約4m高さ約6mの『風に乗って』と言うタイトルの作品が描かれていました。木更津東校美術部の制作で、空に昇っていく気球と動物たちと妖精を描いたとの由。



  三つ目は東口南側階段(吉野家側)、これは木更津総合高校美術部の制作です。ちょっと派手な色使いで、タイトルは『フレーフレーワタシ』。この階段アートで、全ての人にエールを送りたいと言う気持ちを込めたそうです。





  東口と西口を結ぶコーンコースにはカラフルな駅ピアノが置かれ、時々腕自慢の人がピアノを弾いています。側の窓ガラスは3/28から、ピアノの鍵盤をモチーフにした装飾シートが張られており、通路全体が駅ピアノの雰囲気です。





  コーンコースの窓から、ローカル鉄道・久留里線の車輛が見えます。久留里線はJR東日本千葉支社管内では、唯一ディーゼル列車が運行する区間。ここから見ると6両のキハE130形が停車しています。そしてツレと東口階段をおり、東口周辺の散策に向かいました。


ブルーベリーが満開の門馬農園・タケノコも食べ頃でした-君津市

2022年05月11日 | 日記
 
  5/2(月)先日クマガイソウ群生地を見に行った友人を誘い、今度は君津市の門馬農園を訪問しました。門馬農園は久留里に近い山滝野にあります。自宅から車で1時間位走行、県道93号線沿いにある広い農園です。



  訪問したのは午前11時40分頃、3~4人の方が来てタケノコを掘っていました。園を管理しているのは門馬秀子さんですが、何時もボランティアや親せきの方が来ていて賑やかです。門馬さんに今タケノコを茹でているので、1時間位園内を散歩してきてと言われ、3人でブルーベリー圓の方に行ってみました。ブルーベリーの花が満開です。



  広大なブルーベリー園にはいろいろな品種のブルベリーがあるようですが、花が咲いた段階では品種の区別は分かりません。しかしブルーベリーの花と言うのは、小さくてスズランの様な形をして可愛いですね。



  近くには緑の桜、御衣黄桜(ギョイコウザクラ)も見られました。



  御衣黄桜はサトザクラと呼ばれる園芸品種の一つで、江戸時代中期以降に京都の仁和寺で生まれたと言われる桜。ただ諸説があります。花弁が貴族の衣服の萌黄色に近い事から御衣黄桜と名付けられ、江戸時代の高名なシーボルトもドイツに持ち帰り、標本も現存しています。





  園内には竹林もあって沢山のタケノコが生えています。タケノコをむいた皮も沢山積まれていました。そのタケノコを狙ってイノシシが来るそうで、捕獲用の罠も置かれていました。

   



  3人で園内を散策して色々な写真を撮りました。そうこうする内に門馬さんから連絡があり、昼食タイムです。タケノコの煮物等をご馳走していただきました。そして〆は桜茶。桜の香りのするお茶をいただきマッタリしてから、帰宅しました。


木更津からの富士山そして田植えと野鳥たち

2022年05月10日 | 日記
 
  天候が不順だった4月ですが、珍しく空気が澄み風が強く吹いていた4/30の午前9時半頃、富士山の姿を見る事が出来ました。例年ですと4月後半になると地平線付近にモヤがかかり、富士山が見える事はめったにありません。やはり今年は少し気温が低い様です。







  4月の後半になると木更津市郊外で田植えが始まります。同じ市内の金田地区では4月の初めに開始です。あちらは半農半漁の兼業が多いので、幾分早く始める様です。





 この2枚の写真は田植えが済んだ田んぼに、カルガモが並び餌を獲っている所。その手前にはスズメが何羽かいて水の中の草の種のような物をつついていました。





  この頃になると、カルガモのカップルが出来てきます。もう直ぐ卵を産んで温めるところが見られそうです。オス同士が喧嘩をしているところもよく見かけます。メスの奪い合いで、ペアになるのも大変なようです。





  5/4木更津駅東口付近で珍しい鳥を見つけました。イソヒヨドリです。



  頭から背中が綺麗な暗青色、胸腹が煉瓦の様な赤褐色の綺麗な鳥です。ツツピーコーと美しい声で鳴いていました。青い色が印象的で、図鑑によると「幸せの青い鳥」と呼ばれるそうですよ。


昭和が香る下郡郵便局旧局舎と下郡橋-木更津市

2022年05月09日 | 日記
 
 一月程前の4/6(水)桜が満開の頃ツレと木更津市下郡にある、レトロな下郡郵便局旧局舎と下郡橋を撮影に行きました。下郡郵便局は県道166号線と県道145号線と交わる場所にあり、ピンクのレトロな建物が場違いな感じで佇んでいました。

      



  この下郡郵便局は、明治30年(1877年)千葉県で28番目の郵便局として開局されました。当初は同じ敷地内の長屋門の一部を郵便局として使用していたのですが、昭和10年(1935年)この下郡郵便局旧局舎が建築され、昭和55年(1980年)まで使われました。



 建築様式は寄棟造りの妻入り屋根で、平屋建局舎となっています。全体は和風のデザインですが、ペンキ塗装を施した下見板張りの外壁や縦長の窓が使われ、洋風建築の雰囲気も持っています。こんな田舎にはもったいないレトロ建築です。下は最初に郵便局を開設した立派な長屋門、現在も農家の一部として使用されています。





  この郵便局から110m位県道166号線を馬来田駅方向に向かうと、小櫃川に架かるレトロな鉄の橋があります。下郡橋です。





 この橋の手すりや走行部分は改装工事が行われているようですが、上の橋脚部分は錆びだらけです。竣工は昭和40年(1965年)3月ですから57年も前に建てられた橋です。

    



  この橋を見た時、1957年に公開されたデビット・リーン監督の戦場にかける橋を思い出しました。そちらはタイのクウェー河に架けられた鐡道輸送の橋ですが、よく似た雰囲気を感じました。立派な橋で、長く使用されると良いですね。


木更津の熊谷草群生地・田川の里②-エビネ、花イカダ等の山野草

2022年05月06日 | 日記

  4/23友人とツレの3人で、木更津市の田川の里を訪ねクマガイソウ(熊谷草)の群生地を撮影して来ました。ここにはクマガイソウの他色々な山野草が咲いており、まるで自然植物苑の様です。入場には保存協力金が1人300円必要ですが、これだけの山野草を管理するには当然資金も、労力も必要ですし、この程度の協力金で良いのか?かえって恐縮してしまいます。

 クマガイソウの群生地近くには、エビネが沢山見られました。エビネは地上性のランと言われ、ラン科エビネ属の多年草。群生して咲いていますが、所どころにスポットライトの様な日が射しこみとても綺麗です。現在は絶滅危惧種に指定されています。

    

 エビネは、その名の由来になったエビの様な太くて節のある根を持ち、大きな葉っぱを茂らせます。春になるとその間から30~40㎝の茎が生え、茎先から沢山の花を咲かせます。花言葉は、落ちついた花の色から、『誠実』『謙虚な恋』だそうです。





 エビネには沢山の種類がありますが、ここには黄エビネも咲いていました。黄エビネは九州、四国、山口県等に自生する、大きな黄色い花を咲かせるエビネ。学名は「シーボルディ」江戸時代の著名なドイツ人医師・シーボルトにちなんで名付けられました。またオレンジ色のツツジも満開。この側にはウラシマソウの姿も見えます。



 次は一輪草です。この野草も群生していましたが、UPで撮ったカットが良かったのでこれを載せました。





  花イカダは変わった山野草ですね。葉っぱの上に花が咲くのが特徴です。先程ツツジと一緒に写っていたウラシマソウも、クマガイソウ近くに4~5輪見る事が出来ました。長いツルが、浦島太郎の釣り竿からのびる釣り糸を連想させることから、ウラシマソウと呼ばれるとの由。





  田川の里を一周してクマガイソウ群生地に戻ってきました。クマガイソウに午後からの木洩れ日が当たってとても綺麗。クマガイソウは、膨らんだ唇弁が源平合戦の熊谷直実が背中に背負った母衣に似ている事から、クマガイソウと名付けられたと言われています。



  これでクマガイソウ群生地の探訪を終わり帰宅しました。受付の所で、彫りたてのタケノコが1本300円で売っていました。3本買って家で食べましたが、えぐみの無い美味しいタケノコでした。タケノコだけ買いにもう一度行って見ようかと思わせる程美味しかったです。


幻の花・クマガイソウ群生地①-木更津市田川の里

2022年05月02日 | 日記
 
  4/23(土)昔からの友人とツレと3人で、袖ヶ浦市の百地蔵を参拝した後木更津市田川のクマガイソウ群生地を訪問しました。





  私たちは昨年の4/21初めてこの群生地を訪ねたのですが、その時はもう見頃を過ぎて枯れかかっていました。来年は満開の頃に来ようと下見をし、また電話で開花状況を聞くことにしました。





  3月下旬にクマガイソウの状態を、育てている方に電話で聞いて見ました。今年は開花が遅く、4月の上旬には見頃になると思います、と言う事だったので4/6に「田川の里」をツレと訪問しました。残念ながらまだツボミの状態でした。ツボミの写真も撮影しましたが、この上下の2カットがその時の写真です。クマガイソウのツボミは、こんな形なのですね。初めて見ました。



     
 
  次に電話をすると、漸く開花し4/16頃から10日間が見頃との由。友人と連絡を取り4/23日に群生地を訪問しました。時間は13時40分頃、今まで薄曇りだったのに、いつの間にか光がクマガイソウに射しこみ見事な光景です。こんな凄い数のクマガイソウは見た事がありません。息をのむ美しさです。





  ここは群生地を管理している方の住宅の裏庭になっています。広大な敷地にクマガイソウの群生地があり、他にも色々な山野草を見る事が出来ます。石仏や石板が置かれた場所もあり、歴史があるお宅の様です。友人もこの光景には驚いたようで、盛んにカメラを向けクマガイソウや山野草を撮影していました。