光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

ぶらっと船橋②-レトロな建物が残る本町通りと船橋地名発祥の地

2022年05月30日 | 日記
 
 船橋大神宮の見学が終わり、小高い裏参道にまわると船橋の街並みが良く見えます。階段を降りると大神宮下の交差点、直進すると船橋駅方面に向かう本町通りです。この地域は旧成田街道の宿場町、そして船橋大神宮の門前町として江戸時代から栄えてきた商業地です。





 本町通りに出て振り返ると大神宮の森の緑が、町に潤いを与えているのが分かります。そこを買い物車を押すおばあさんが通りかかりました。顔を覆う黒いマスクにちょっとビックリ。



      

  そこに今度は自転車に乗った黒ずくめのおばさんが走り去っていきました。荷台に何かいろいろな物をぶら下げ、奇妙な格好の不思議な人でした。



  交差点から約150m位進むと海老川橋。橋の中央に船の形のモニュメントが作られています。右側には「船橋地名発祥の地」と刻まれていました。昔この海老川は今より、川幅が広く水量も多かったことから、橋を渡すのが難しかったそうです。そこで、川に橋を数珠つなぎにに並べ、橋にしたことから「船橋」と言う地名が付いたとの由。

    

  この海老川橋を渡り駅方面に進むとレトロな店が姿を見せてきます。最初に目に付いたのは、創業明治37年(1904年)という精古堂印舗。現在も色々なハンコを置いて、商いを続けているようです。





  2~3軒進むとビルの谷間に旧い和菓子屋が見えてきます。ひろせ直船堂です。建物は大正7年(1918年)に建築されたものですが、創業年度は不明で、江戸時代以前からあったと言う説もあるそうです。





  道の反対側には重厚な建物の呉服店が在ります。「森田呉服店」です。着物、和装小物、手拭いの専門店で、創業140年余、建物は明治5年(1872年)に建てられた物だそうです。店のショーウィンドウに昭和37年(1959年)の本町通りを描いた手拭いが飾られていました。何気なく通り過ぎてしまいましたが、今度訪問したら購入しようと思います。1枚1100円でした。