竹心の魚族に乾杯

Have you ever seen mythos?
登場する団体名、河川名は実在のものとは一切関係ございません。

がま渓流「星煌峰」53(初期型)

2006年05月27日 08時18分38秒 | インプレ
G社がそれまでの小継ぎ渓流竿の調子を捨てて設計したとも言えるモデル。全体としてはミディアムテーパーで、元から先へ向かって徐々にテーパーがきつくなっていく調子だ。一般的な渓流竿と比べると#2が強く、#4~#5が柔らかく感じられる。
このようなクセのない素直な調子だが、そのためにかえってカーボンの反発力がストレートに出るという結果になっている。元上付近はズーム竿のように全く曲がらないことに加え、使ってるカーボンが鮎竿のようにビンビンの超高弾性なので掛かった魚が暴れる。引き抜いた場合は空中でポロッと外れることが多かった。しかし感度だけは抜群だ。
この竿で26.5cmの放流物を掛け、荒瀬を下られたため強引に浮かそうとしたが、竿が言うことを聞いてくれなかった。バットパワーがないと思う。
穂先はチューブラーなのだが、このような極細のチューブラーにテーパーをつけることは技術的に難しいようで、穂先から穂持ちにかけての繋がりがギクシャクしている。振り込みの際、よくウィンドノットができてしまう。
魚が暴れないようにするには、手尻を長くして曲がりの支点を極力後方に持っていかないようにやりとりする必要があるが、手尻を長くすると途端に飛ばなくなる。もう3回も折ってしまっているのでお払い箱にしようかと思案している。予備パーツ無し

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