竹心の魚族に乾杯

Have you ever seen mythos?
登場する団体名、河川名は実在のものとは一切関係ございません。

19/06/04 幅広山女魚

2019年06月04日 10時32分50秒 | 渓修行
現着5時。G社粋我硬調50を持って川に降ります。降りてみると渇水。途中、切通しの水は出ていたけど、この時期やっぱこんなもんかな。他の川だったらきっと撃沈覚悟だナ。今日は虎の子のカツイチV長良LTRで徹底してみるだに。

足元には真新しい足跡が転々と…。昨日のものなのか、それともさっき停まっていたクルマなのか。まさかそんな。まだ5時過ぎ。いくらなんでも1 km釣り登ってくるのは不可能でしょうと。たまにいるけどね、そういう人。

ま、いっか。気にせず川虫採って遡行開始です。今日は平日だしね。最初のブッツケの淵。しばらく来ないうちにだいぶ掘れた感ありです。ここはゼンノ川自己レコードタイを記録した思い出深いポイント。寝不足だろうが嫌みを言われようが、このポイントに立てば勇気百倍ですナ。

道糸0.3号、ハリス0.25号、さっそく気合いを入れて流し始めますがグロ、サモトとも反応がありません。スイッチを入れるドリフトをしばらくやってみると渕尻に2尾のイワナが定位しました。「喰うかな?」食い波に乗せてみますが全然食いません。やっぱ相当叩かれている様子。

やばいな。ここで一計を案じ必殺ジャックナイフターン。下流にあるココ絶対確実鉄板ポイントを攻めて19cmイワナ。

これでボーズは回避できましたので安心して上流へ。ガン玉も今日は6号で充分そうです。岩盤のエゴを攻めると23cmイワナ。一旦上流に泳がせながら浮かし、ヤマメじゃないことを確かめて引抜き。粋我のバットパワーで楽々飛ばします。

やっぱりヤマメはまだ動き始めていない感じで次のポイントも無反応です。イワナは2尾あれば充分なので表層中層だけ。
足跡からしてさっきの釣り人は6.1mで攻めた感じですかね。グロから流しソラの釣りでようやくヤマメ18cm。しかし本筋では何故かアタリがありません。もう一回り大きいのが来るはずなのですが。

次の小場所は無反応。そしてその上の落ち込みから続く一本瀬。この渇水で、ここで出なければどこで出る〜〜っちゅう位のヤマメポイントですが、、あっちゃー、ダメです。チビヤマメすら手前の筋に出てきません。さてはさっきの釣り人、バラしたな(笑)。

いやぁ、焦ります…。次の淵もこの水量ではお留守か??

…、…、…、

やはり沈黙。どうしたもんか…。


まぁいっかと川虫採りに精を出しますが、これが全然採れません。う〜ん原因不明。謎です…。まさかさっきの釣り人が!?…わけないか。

で、まぁ、これで上がっちゃうのも寂しいんで、惰性でテキトーにやってますと、頭上に枝、手前に大岩という流れ。目印見えないんで手の感触だけでピストンピストン!! 完全にナチュラルドリフト無視してますね〜〜おっ、来ました! グリグリ〜上あごに掛かってる感じです。元上から竿が仕事しててウネウネ曲がってます。タイミングを見計らい、元上からクッと曲げてフワッと飛ばす、あ〜〜気持ちいい!! 

[サイズ]20cm
[アタリ]手感
[ヒットパターン]Jラインドリフト→ピストンしゃくり
[ランディング]ブリ上げ
[ハリス]0.25号

型は20cmですが、まぁこの状況ならいい方じゃないかと。さっきの釣り人、ここで苦戦したみたいだな(笑)。

いいね〜粋我硬調!! この独特のシナリはクセになりますね! やりたいことがイロイロ駆使できる竿じゃないかと。仕掛けもこんかい飛びゃあ充分じゃけん。

こんなもんでゆるいたるわ。

コーヒー沸かしてお昼休憩。

リフレッシュできたところで移動。で、このぶんなら下流の方がよかんべと。で、川虫採りですがこれが全然と言っていいくらい採れません。まったく中流域よりも採れないんだから参ってしまう。なるほどな〜最近本流差しが釣れなくなったのはこれか。このままだと天然山女魚絶えちゃうな。


などと考えながら黒川虫数匹とオニチョロ、それからなぜか偶然にもピンチョロが1匹。すぐ死んじゃうしなあと思いつつも大事にエサ箱へ。後でまさかこいつが抜群の働きをしてくれるとは、思っても見ませんでした…これがあるから釣りはやめられないんやな。


エサは充分とは言えませんが、攻める流れも数ヶ所しかないんで、まあなんとかなるやろと。で、手始めにウグイでもチビ山女魚でも居ればすぐ食ってくると思われる荒瀬のタルミ。
どうやらお留守のよう…。竿は6.0mの5 : 5調子。逆風だと振り込みの際風負けする感じです。今日の風だと何とかギリギリ、という感じです。

で、本命の平瀬。最初ゴム張りオモリの3号でしたがどうも仕掛の馴染みがよくありません。で、いつもの6号に。これでどうにかフワフワ流れるようになりました。フラットな平瀬で単純明瞭な入り波は見えないのですが、ロングドリフトで遠目から流し込んでいきます。エサクロカワですがアタリなしです。

クロカワは駄目とみてヒラタに変更。風があるんでエサが軽くなるとキツイキツイ。仕掛が飛びません。水中糸を20cm程切り詰めどうにかポイントに届かせます。

おかしいな、ヒラタでも食わんか…大事にしてあった奇跡のピンチョロをつけて第一投、あ、食った! くぅーっ、重い…抜けません。ベタ竿でいなして足元の浅瀬でネットイン。良く太った山女魚です。

[サイズ]23cm
[アタリ]目印の止メ
[ヒットパターン]ナチュラルドリフト
[ランディング]泳がせ→寄せ
[ハリス]0.3号

教科書通りのやりとりでした。いやぁーそれにしても、奇跡のピンチョロ様々ですな


尾びれはこんな具合。急速に体力付けてきてますな。


次なるポイントは川の中央に岩盤が顔を出した流れ。岩盤の向こうが深くなっていて流速も程よくあります。魚の鼻面に流し込めばクロカワでも食ってくるはず…一投、二投、…ダメだ! 破れかぶれでオニチョロを付け、これでもくらえ! 流心の受けの手前で目印がすーっと止まりそーっと聞き合わせ、意外とあっさりヒット。デカイ、というより太い! 水圧で竿が限界まで曲がります。やっべー、頼む、登ってくれ! 水圧がすごくその場で止めるだけで竿が限界です。やっぱり凌みたいには行きません。いやー場所が場所だけにハリス03はちと無謀でしたー。

ところが、魚はジリジリと手前に近づいてきました。普通の竿だと瞬間的に力を振り絞られると手首が追いつかなくて、そのまま沖にダッシュされちゃうんですけど、この竿だと余裕で間に合う感じ。落ち着いてやり取りできますね。
魚は上流に頭を向けたまま、足元まで寄って来ました。さてここからが問題。手前は岩盤ですから、タルミなんかありません。魚は足元にいるとはいえ、すごい水圧が掛かってます。早掛針なのでここで魚がくたびれてイヤイヤすればバレてしまいます。こちらとしてはいったん下竿にしたいがこの水圧では…。ここは仕方なく引き釣りみたいに強引に竿で引き回します。竿の曲がりを保ったまま上流に引っ張りますが結構冷や冷やもの。でどうにか引き回して流れの緩い分流へ。すると結構早く魚が頭を出しました。それもそのはず、さっき風対策で手尻短かくしてたのね。岩の上からなので簡単には降りられません。太くて頭のとんがった美形山女魚、明らかに26cmはありそうしゃあない、引っ張るか! 意を決して竿をぐーっと後方に倒します。上あごの先端ど真ん中にカツイチV長良LTRがガッチリ掛かっています。もう少しでタモ、というところで首振り一発、ぷんっという感じでフックアウトでした。いやー横綱に張り手もらって腰砕け、って感じでしたね、残念。
次会う時はは7.5号でな。バイバーイ。

糸は切れておらず、クロカワが残っていたので試しに対岸のショボい深みを流してみると虹君。扇返しから水面転がしでガンガンを越させ、引抜き。25cm、糸切れず。ダイヤモンドラーヂ、なかなかやるじゃにゃあか。

ん? 梅雨時はパワー五割り増しじゃけん。糸は0.5号、針は長良じゃ持たにゃあな。


それよりも次は一体いつ来れるんじゃ…??




[日時]2019年6月4日(火)
[天候]晴れ。やや風あり。
[水温]13度。渇水。
[時間]5時~11時。
[釣果]ヤマメ20cm♀、18cm♀、イワナ23cm、19cm。
[スカ]0 
[バラシ]0 
[仕掛]竿:がま渓流粋我硬調5.0m(穂先改、50で使用)、空中糸:ライカ川釣り0.4号、水中糸:ライカ川釣り0.3号、ハリス:ライカ川釣り0.25号。針:カツイチV長良LTR 6.5号、オモリ:ガン玉6号2個→1個。
[餌]ヒラタ(ベタ虫)。
[胃の内容物]水生昆虫と陸生昆虫が半々。
[感想]野生の勘が戻ってきたかな。



[水温]14度。渇水。
[時間]13時〜16時。
[釣果]ヤマメ23cm♀、ニジマス25cm。
[スカ]0 
[バラシ]1 (ヤマメ8寸超)
[仕掛]竿:6m(テスト中)、空中糸:ナイロン0.7号1.5m、水中糸:ナイロン0.4号4.4m、ハリス:ダイヤモンドラーヂ0.3号25cm。針:カツイチV長良LTR 7.0号、オモリ:ガン玉3号→6号。
[餌]ピンチョロ、オニチョロ。
[胃の内容物]水生昆虫と陸生昆虫が半々。ヒゲナガ、チラカゲ等は入っていない。
[小遣い]7千円。千島克也氏DVD 3,780円、回転トップ2千円、その他タバコ・飲み物代。
[感想]このポイントやたらとダニ?ノミ?が多いのだに。今日も刺されましたとさ。

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