竹心の魚族に乾杯

Have you ever seen mythos?
登場する団体名、河川名は実在のものとは一切関係ございません。

19/07/30 塩焼きサイズゲット?

2019年07月30日 22時30分28秒 | 渓修行
現着4時、5時開始。

大物が出る可能性アリと見て、竿は弧空硬調改5.1mをチョイス。

まずは川虫取り…

こんな具合…上出来、上出来。

水量はやや増水。わずかにうっすらと濁り。絶好の条件でしょう。

ところが、なんなんだこれは!
好ポイントではアタリがありますがすべてチビ!
しかも1尾ずつしか入っていない!

うっそだぁ、どこかに居るでしょう、と思ったけど、小場所にも居ません。

どうにか大岩の際で20cm程のイワナが出ましたが、調子狂ってしまいます。

どんどん釣り登って行きますが、ついに平瀬区間へ。
ここは頭大の石が入っており、岩盤帯でダメならココでしょうと。溶存酸素量も多そうですし…

ところがここでも全然アタリがありません。そろそろ谷底まで陽が射してきました…

おっとこんな所に隠れゆたみが。ついつい奥の深みの方に目が行ってしまうんですよね。見落とす所でした。

水深は手前が股下位、奥が胸位。
最初いつもどおりガン玉8号2個でテンカラ風ショートドリフトの浮かせ釣り…
20回位流しましたが出てくれません。
そこでもう破れかぶれでガン玉Bを追加打ち!
0.4号の道糸の途中にゴム張りガン玉を留め、強引に沈めてみます。

…するといきなりギュンと来ました!
合わせるとグン、グンッと瀬のヤマメ特有の鋭い引き!
バットを押し込んで防戦しますが浮いてきません。
弧空硬調は50%も曲がってないと思いますが魚が全然言うことを聞いてくれません。
小刻みなダッシュを繰り返しながら急流に乗って下流へ下流へ…
敵は攻撃の手を緩めることなく短距離ダッシュを繰り出してきます…体勢を整えるチャンスを与えてくれません。
ついに耐えきれなくなってやむを得ず川の中を下りますが途中足場が悪く転倒!
ビリビリっという感触とともに腰の活かしビクが大破!
竿を立てながら見てみると、なんと真田紐が切れています!
やばいな…竿の曲がりを横目で睨みつつ、活かしビクが流されないように川岸にとりあえず置いてともかく前に出ます…どうにか体勢を整えます。こういう時バットからしなる竿っていいですね。
さて、どうやって取り込むか?
魚は白い腹を見せて水面に浮かび上がりました。スレのようです。
足元を確かめながら接近し、タモで掬おうとしましたが1回目はダッシュで交わされました…
コイツら横向いててもちゃんと見えてるんですかねぇ…
そこで、岸際で動きが止まった所を見計らって2度目のタモ入れ!

キャッチ成功。9時35分。

[サイズ]19cm♀(スレ掛かり)
[アタリ]ガツン
[ヒットパターン]聞き流し
[ランディング]伸され→寄せ
[ハリス]0.25号


8寸級と思ったらスレでございました。
ガッチリ腹掛かりしてて外すのが大変大変!
鮎針使ってるとはいえ…あれだけ全力疾走してるにも関わらずかすり傷程にも身切れしてません。

しっかし、どんだけ強いんだヤマメの筋膜…


この尾びれで実にいいファイトしました。あっぱれ

スレで掛かったのは——
底まで沈ませた仕掛が波に乗り始め、太めの水中糸(0.4号)は流水抵抗で吹き上がり、一方細めのハリス(0.25号)は少し遅れて吹き上がりますが、オモリ〜針間を35cmと長くとってましたから、ターンし終わるまでにかなりの遊びができてしまいます(餌先行→オモリ先行)。糸ふけがたっぷりできた状態で魚が餌をくわえましたが、針の異物感を感じて餌を放しました、そこへ、吹き上がった水中糸に引っ張られたハリスがまっすぐになり、運悪く腹に掛かってしまった…
——こんな感じだったのでしょう。スレで掛けて無事取り込めたのは7年前以来です。

…魚居ないのかなと思ってたら大オモリにした途端コレです。「ヤマメは底を釣れ」の格言通りじゃないすか。
いやぁ、やっぱり教科書に書いてあることは侮れません…今日は大オモリで底釣りもやむなしですか。
糸は0.4号でも大丈夫そうですね。別段ナチュラルじゃないと食わないって感じでもなさそうですし。

こんな風に全然アタリがない時って、実はアタリが出てないだけなんじゃないかと思ったりもします。
魚食ってるんだけど目印に変化も出ないし、手にも来ない…
よく感度のいい竿とか言われますけど、竿はあんまり関係ないんじゃないでしょうか。
実際この弧空でも結構手に来てますよ。ブランクスの感度というのはそれほど実釣には影響ないと思いますね。チタンティップとかは別な意味で興味ありますけど…バネ性とかそういう意味でね。
実釣でのアタリ感知ということになると、やはり糸を送り込みすぎない、フケさせないということに尽きると思います。水深が深くなったり水圧が強くなればそれに応じたオモリを付けてやらないとダメなんでしょうね…


さて、次なるポイント。水深は腰位。

ガン玉B、水中糸0.4号でドラグを掛けながら底じっくりで流してみます。


残念、イワナでした。


一方こちらはそんなにいいポイントではないです。水深は胸位。

でも何か居そうな雰囲気。


ヤマメ18cmでした。ちょうどいいので何を食ってるのか調べてみます。


胃の中はほぼ100%陸生昆虫! テントウムシも見えますね。

本日前半の釣果…イワナ1尾いつの間にか逃げてました。

サンプル採取した18cmも、お帰りいただきました。


12時。コーヒー沸かしてお昼休憩。


常連さんと少し作戦会議して、いい感じのささ濁りなのにダメだね、入った区間が良くなかったか、と首をひねります。

さっそくオイラは下見してあったポイントを…
竿はタフコン用の粋我硬調50に持ち替えます。
この竿は粘りでは弧空に一歩譲るものの、全体的にしなやかなファーストテーパーで重めのオモリでもドリフトしやすく、操作性も高いです。
今日みたいにタフってなかなか中層に出てこないような状況では最適でしょう。


さて、ココは攻めるのに少々時間がかかります。水深は腰位。川虫全部使いきるつもりで手前から丁寧に流します…

目印が止まるイワナらしきアタリがあったのですが…思わず反射的に合わせてしまい、スカ。
流心底でした。巻き返し、タルミは無反応。

これからはイワナ狙いでしょうね。細糸で流心の這わせ釣り、ドラグドリフトですか。
…でも糸代が(汗)


じゃあ、ってことで産卵床周りの肩にオスが着いてるだろうと。
狙ってみたのはこんな流れ。水深は膝位。

パン!という強いアタリでヤマメが食ってきましたが、ブドウ虫を使ってたせいか、浅掛かりでバレ。
まあ、この手のオスヤマメってちゃんと咥えないですよね。


で、こっちの肩は…水深は股下位ですが…

プン!という重いアタリがありました。その後餌を替え流し方を替え攻めてみましたがダメでした。
結構大きいのが入っていそうです…
例によって警戒心、というか縄張り本能強すぎて狙い辛いです。産卵モードで食い気ないですし。


その後、帰り際にイワナを1本掛けましたが郡上抜きしようとして025がチモトから切れました。
…欲張りすぎましたね。


休憩1時間で5時まで。疲れましたわ。さあ帰って塩焼塩焼!

と、いうわけで今日も…?

喝だこれ




[日時]2019年7月30日(火)
[天候]晴れ
[水温]16度。増水→平水→増水
[時間]5時~17時
[釣果]19cm、18cm(リリース)、イワナ21cm、20cm(脱走)
[スカ]4 
[バラシ]1 
[竿]先鋒:がま渓流弧空硬調(改)5.1m
   後詰:がま渓流粋我硬調50
[仕掛]水中糸:0.4〜0.2号、ハリス:菱化フロストン渓流0.25号、針:カツイチV長良LTR 7.0号、オモリ:ガン玉6号〜B。
[餌]ヒラタ(ナデ虫)、ブドウ虫。
[胃の内容物]陸生昆虫…イワナは9割位。19cmヤマメは5割位。他記事中写真参照。
[小遣い]4千円。回転トップ2千円、タバコ、おにぎり、飲み物他。
[感想]まだまだ修業ですね。

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