Lee's Diary

ドラマが好き。
お気に入りのドラマの感想をつぶやいています。

永遠の泉  *感想*

2012-06-23 | 春ドラマ(2012)感想
* NHK土曜ドラマスペシャル 2012年6月16日放送 *

(どこで見たのだか忘れてしまったのだけど) 確かサスペンスドラマという触れ込みだった気がするのだけれど
サスペンスというよりは 人の死・・ 愛する人に先立たれた者の想い・・ といったことが描かれたドラマという印象。
倉本(小日向文世)と妻・芳子(奥貫薫)のエピソードと 弁護士の山内(寺尾聰)と亡き妻のエピソードの重ね方が
あからさますぎるというか・・ 強引さを感じるというか・・
ドラマの核となっている設定に惹かれないため 正直それほど好きなドラマというワケではないのだけれど
阿蘇の風景はとても美しくって良かったわぁ。 
寺部(山本耕史)曰く “砂漠のオアシス” “壮大な自然の循環”と評する泉の透明感や神秘的な感じは印象的。
“自然の循環の一滴”・・“甘露”な一滴を私も味わってみたくなるわねぇ。
  
恐らくこのドラマが最も伝えたかったのであろう 倉本の言葉も心に残る。
人は死が近づいているとき ひとつひとつ この世の未練を捨てながら死を受け入れる心構えをする・・
人は医療に頼らなくても 自分で命を閉じることができるのではないか・・
死が人の命を捕まえにくるのではなく 人の命が死を自分に引き寄せるのではないか・・
芳子は一滴の水を飲むことで この世とも自分とも別れる覚悟をしたのではないか・・
難しいことはよく分からないのだけれど これら倉本の言葉は 死についてというよりも
愛するものに先立たれてしまった者が 最愛の人の死を受け入れるための概念といった感じがするわねぇ。
倉本の話を聞き 表情を変えていく山内の様子が印象的。
妻の病気から逃げてきたという負い目を持ち続け 娘からも責められ続けてきた山内が
妻の死を ほんの少しだけ前向きに受け止めることができた瞬間・・ということなのかしら・・・。
最愛の人の死が近いことを知ったとき 自分ならどのように向き合っていけるだろう・・
そんなことを考えてしまうドラマだったなぁ。 

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もう一度君に、プロポーズ  最終回  *感想*

2012-06-23 | 春ドラマ(2012)感想
* 「ついに、人生二度目のプロポーズ!ありったけの愛を込めて君に」 *

前回のラストシーンが とても魅力的だったし 
素敵なシーンを見せていただいて 私が勝手に気持ちを盛り上げすぎちゃったのがいけなかったのか
予想していたよりも淡々と描かれていたなぁ・・といった印象の最終回。
う~ん・・教会のシーンは もう少しロマンティックに盛り上げていただいても良かった気がするなぁ。
まあ 突然ムクリと起き上がり 気持ち良さそうに伸びをする可南子(和久井映見)は可愛かったし
指輪をはめるシーンも ゆっくりゆっくり気持ちを確かめ合っていった可南子と波留(竹野内豊)らしい
穏やかで 落ち着いた雰囲気漂うシーンだったとも言えるのだろうけれど。
「ひとつ提案していい?」から始まる波留のお願いも 恋愛ドラマ特有のこそばゆい感じを楽しめたし。
ただ ソファで眠ってしまった波留の傍に可南子が近づいていくシーンが
突然CMでぶった切られたように感じてしまうのは残念だったなぁ・・・。
あのシーンでの可南子の表情は もっとタップリと余韻を残して描いてほしかった・・・。
とても魅力的だった9話の後ということもあり 
最終回への期待度が上がっているぶん どうしても厳しい感想になってしまいがちなのだけど
波留とは常に一定の距離を置いていたような可南子が 波留のことを心配し 気にかけて・・と
自然に身構えることなく距離を縮めていく様子は 観ていて微笑ましかった。
今まで じれったくなるほどぎこちない二人の関係を観続けてきているだけに
ああ やっとのコトでここまできたのねぇ・・などと感慨深いものがあったし
ゆっくりと愛を育んでいく二人の関係は やっぱりいいなぁ・・などと思わせてもらったわぁ。
「いってきます。いってらっしゃい。」と言った後に 
戸惑ったような 照れたような表情を見せる可南子の様子も ああ いいなぁ・・と思ったシーン。
敬語は どうしても直せないトコロが可南子らしくって可愛い。
最終回でも波留と可南子の魅力を楽しむことができたことに満足。

そうそう 最終回に一度も登場しないで終わるのでは あまりにも気の毒すぎる~っ などと
実は密かに気にしていた一哉(袴田吉彦)に ちゃんと出番が用意されていたコトも良かったわぁ。
「俺はねぇ、そういうドロドロしたの嫌なの。」 と アタシが最も恐れていたコトを
当の本人が言い放つアタリは チョッとツボ。
 
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