いま「何だコレミステリー2時間SP」を観ていて、広島の由緒ありそうな大きな家の二階に、出入り口の無い部屋があって、でも外から見ると窓がある、という謎を放送していました。(結果は、外から足場を組んで窓を開けて見たら、梁や木組みしかない部屋でした)
で、思い出した半世紀前の話しをします。
私の祖父は分家(次男)で、実家のすぐそばに本家さん(長男)の家がありました。幼かった私は祖父と一緒に本家さんの家にたびたび遊びに行って、家の中を好き勝手に探検していました。
ある時に、本家さんの寝室になっている和室の襖を開けたら階段があったんです。てっきり押し入れだとばかり思っていたのでビックリしました。そばにいた本家さんが何を言ったか覚えていないのですが、なんとなく階段を上がってよい感じの話しだったので、そのまま階段を上がりました。
そこには特に変わり映えの無い畳の部屋がありましたが、後から考えたら、その二階の部屋にはその押し入れのなかの階段しか上がれる方法がありませんでした。何で?しかも私が覚えている限り、その二階の部屋は使われないままでした。
いまとなってはその家は取り壊されてアパートになり、本家さんも祖父も父も亡くなってしまい、どうしてそんな家の造りになっていたのか知るすべはありません。
特に事業を起こした家でもなく、なんら由緒ある家でも何でもない人でコレなんだから、何だコレ?!という造りのお家は世間にはいくらでもあるんだろうなぁ、という話しでした。