まったくもって気づくのが遅かったんですが、今月初めから東京駅では素敵な催し物をやっていたんですねー。開催期間がもうギリ一週間しかないんですが、語らせて下さい。
私は育ったのが仙台平野だったので、ほやを食べた事がありませんでした。初めてほやを食べたのは(店で売っているのを見たのも)こちらに嫁いでからです。昔はいくら同じ宮城県であっても、新鮮なほやを美味しく食べられるたのは、やはり沿岸部に限られていたんだと思います。三年前に90歳で亡くなった義父は、生まれも育ちも沿岸部でしたが、子どもの頃は、町でほやを売って歩く「ほや売りさん」が居たという話を聞きました。嫁いだ当時に「貝売りさん」に会った事はあるんですが、その頃はもうほや売りさんは居ませんでした。
ところで、鮮度が落ちたほやというのはねぇ、そりゃもうエグ味が強くて食べられないんですよ~。そのほやを新鮮なままに輸送する最新技術や、生産者さんたちの努力で、昔とはまったく違う本当のほやの美味しいさを、地元を離れても食べて貰えるようになったのは嬉しいです。震災で壊滅状態になったほやの養殖を再建し、その後の輸出規制で行き場の無くなった大量のほやをどうにかしなければという現場の皆さんの努力を、どうぞ味わって下さい。(立派に育ったほやを、廃棄処分費が国から出るからと、海から引き揚げては処分場に運搬していたトラックを見送る現場のひとたちの姿は、それは気の毒な物でした)
ほやって新鮮なら、包丁で半分に切って指を差し込むと、簡単にくるっとオレンジ色の身が外皮からはがれるんです。寒天みたいな塊とか内臓?ふん?とかを指でぐりぐり押し出すように取って、そのまま食べやすい大きさに切ればお刺身に。それを串に刺してレンジのグリルで焼くと、うま味がぎゅ~っと濃縮された、最高の酒の肴になります。(カニを殻つきで焼いた味わいを想像して下さい)私は作った事が無いんですが、ピザとペペロンチーニには、ほやは絶対に合うと思います。
☆「ほやほや学会」( )より引用
【東京駅がほやのメッカに!7/31まで】
ほやが東京駅をジャック!JRと宮城県がコラボして7/1~7/31まで開催されているのが「みやぎ Bon appetit! 夏のメニューフェア」 宮城の自慢の食を東京駅外の31店舗がお店のアレンジで取り扱っているのですがな・なんと!そのうち6店舗7メニューでホヤを採用!
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↑引用先に飛んで頂くと、画像つきで美味しそうなほや料理とお店の紹介が見れます。
私的に、ほやを初めて食べるという方にお勧めしたいのが”伊達の牛たん本舗(東京駅グランルーフ店) 「みちのく晩酌セット」”
そして、いままで食べた事のない深い味わいが期待できそうなのが”広東炒麺 南国酒家(Kitchen Street店) 提供メニュー:「蒸しホヤと天然海老とズッキーニのあんかけ焼きそば」”
☆「東京駅 / みやぎBon appetit 夏のメニューフェア」( https://www.tokyoinfo.com/news/fair/miyagifair.html )
2019年7月1日(月)~7月31日(水)の期間、東京駅では食材王国宮城が誇る、自慢の食材たちを使用した
「みやぎBon appetit 夏のメニューフェア」を開催!
「仙台牛」や「ホヤ」など多彩な宮城県産の食材を使用したメニューが31種類東京駅でお楽しみいただけます。
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