♪たらぁらぁ~らぁ~、ら~らららららぁ~(@ロッキー勝利のテーマ)
今日は小学校の始業式です!やったーーー!(都会のお母さんがたは、8月いっぱいですよね、がんばれ。)
図書館で借りた本
○大崎梢 「片耳うさぎ」(光文社)
「威風堂シリーズ」と設定が変わっても、主人公の女の子(閃めきを秘めている)&年上のしっかりした女の子が謎を解く、というのは変わらず。たぶん、作者さんがこういう設定を好きなんだろうなぁ。
○恩田陸 「不連続の世界」(幻冬社)
恩田ワールド全開で読みやすい五つの連作。これをドラマ化したら面白いと思うなぁ。
○法月綸太郎 「生首に聞いてみろ」(角川書店)
本格ミステリーの代名詞みたくなった作品ですが、私は普段はこの類のお話は読みません。今回はたまたま返却だなにあったので、借りてみました。なるほど王道なお話で、お好きな方には堪らんだろうと思います。
で、なんで「本格ミステリー」を読まないかというと、どうしても犯人の動機が小さくなって、トリックの方に重きを置いてしまう作品が多いように感じるからなんです。「こんな理不尽な理由の為に、こんなトリックを~」という部分がどうも共感出来ない事が多くて、読みたいと思わないんです。
この「生首に聞いてみろ」も、姉夫婦がお金に困って保険金欲しさに実妹を犠牲にした事が根底にあるんですが、過去の姉妹の葛藤は現在の姉夫婦の会話に登場するくらいです。謎解きが中心なので、詳しく最初から書いてしまったら小説として成り立たないのは判るんですが、そこがどうも好きじゃないんです。一番は「お金に困ったから、実の親兄弟に手をかける」という犯罪者の心理に、共感できないからなんですよね~。何も、全部の小説の登場人物に共感しなきゃいけないって事じゃないですけど、これだけの犯罪を犯す根底が「お金」というのがね・・・姉妹の葛藤だけじゃ弱いのかな。現実だと、それで充分骨肉の争いになってるんですけど、お金の問題が加わった方がリアルなんでしょうね。
○誉田哲也 「ジウⅠ・Ⅱ・Ⅲ」(中央公論新社)
う~ん、サクサク読めるんだけど・・・大塚英志さんの「多重人格探偵サイコ」を読んでたら、読まなくて良い感じ。う~ん、ドンパチ激しいんですが印象が軽いです。
*「多重人格探偵サイコ」って、茨城と岩手の有害図書に指定されてるんですね、知らなかった。という訳で、青少年の皆さんに、はりきってはお勧めしません(苦笑)長男もまだ未読です。
○三浦しをん 「悶絶スパイラル」(太田出版)
あぁ、愉しい♪三浦さんのエッセイ大好きです。