☆「NHK / 避難所へ避難”することになったら・・・?災害時と新型コロナ」
( https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200412/k10012383101000.html )より引用
<section class="content--body">
1 避難所に持っていくもの
まず、避難所にいく際に、感染症を防ぐために持っていきたいものです。「マスク」。「アルコール消毒液」。「体温計」。
マスクを持っていない場合は、鼻と口を覆える大きさのタオルや手拭いなども代わりに使えます。
アルコール消毒液がない場合、ウエットティッシュも使えます。
マスクなどは不足する状況が続いていますが、自治体で備蓄していないところも多く、できれば自分で用意しておきましょう。
</section>
<section class="content--body type-bottom">
2 避難所入る前に体調チェックを
感染拡大を未然に防ぐために1番大切なこと。
それは「避難所に入る前の体調チェック」です。
<感染拡大を未然に防ぐ>
発熱やせき、強いだるさといった症状が出ていないかチェックするとともに、体温もはかることで感染の疑いがあるかどうかを判断することが大切です。
<隔離する部屋の用意を>
感染の疑いがある人がいた場合を想定して、避難所を運営する人は「隔離する部屋」を用意することも大切です。
例えば学校の体育館が避難所となっている場合、教室なども使えるようにして、発熱やせきなど症状がある人のための専用の居場所を確保します。
3 避難所に入ったら
では、避難所で生活することになったら。
<3つ密を防ぐ>
「密閉・密集・密接」の3つの密を避けることが基本です。
「できるだけ換気する」。
「ほかの人に飛沫が飛ばないよう2メートルほど距離をとる」。
「密集」「密接」を防ぐためには、人と向かい合わせではなく背を向けて座るようにしたり、段ボールなどで間仕切りを作ったりすると効果があります。
<手洗い消毒の徹底>
「手洗いや消毒の徹底」です。
食事の前や、トイレに行った後などは必ず手洗いやアルコール消毒をするようにしてください。
ドアや手すりなど、多くの人が触るものに触れた後は、手洗いや消毒を徹底するようにしてください。
<毎日の体調のチェック>
「自分の体調を毎日チェック」してください。
避難所での生活が続く場合、体温を測るなど体調の変化を継続的にチェックし、変化があったら無理をせず、避難所の運営者に知らせて対応を考えてもらってください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いま地震などの災害が起こるのが心底怖い。百歩譲って台風など予想がつくものは、まだ何か対処ができるかもしれないけれども、地震はどうしようもない。
東日本大震災が起きた時は「避難所には行かない、自宅で過ごす」を選んで、結果としては良かったと思っているけれども、次の時はそう幸運ばかりあるとは思えない。自宅ではどうにもならなくて、避難所へ避難しなければならないかもしれない。でもあの時の避難所は、大きな声では言えないけど、ひどい状態だった。今はもっと改善できるかもしれなけれども、新型コロナウイルスを防げるとは到底思えない。
自分と大事な人を守るのは、自分の判断と備え。人は人、支援を受けられたらラッキーくらいの心構えで丁度いい。
震災当時の避難所では、やりたくとも上記の心得はまったく実現不可能な状況だった。避難所になった学校の教室に、毛布一枚分が一人の大人のスペースで、みっしり寝起きしていた。
そんななかでもみんなでトイレ掃除を交代でしたり、図書室を子どもたちの息抜きの場所にしたり、町内会の役員たちは暮らしのルールを作ったり、自衛隊の炊き出しを手配したり、支援物資を配ったり、お互いの家族の安否確認をしたり、みんな必死に、また地震や津波がくるんじゃないかという怖さ、ひっきりなしにおきる余震の怖さ、なによりも先の見えない不安に苛まれながらも、一日を無事に乗り越える事だけ考えてた。
不幸にも体調を崩される方も亡くなられる方もいらしゃったけれども、何故だか私は自分が死ぬとは、これっぽちも思わなかった。地震に対して猛烈に腹がたっていて(地震で揺れているあいだ、家の中がめちゃくちゃになっていくのを見ながら、チクショーチクショーと心の内で叫んでた)死んだら負けだと思っていたからかもしれない。
いつになったら新型コロナウイルスが治まるかはわからないけれども、私たちは生きなきゃならない。この理不尽なウイルスに腹がたっているなら、負けてはだめだ。
</section>