先日、実家の居間にある茶箪笥の引き出しを開けたら、ごちゃごちゃとものがある中に腕時計を見つけました。すっかり猫臭くなったボロボロの箱に入っており、バンドの皮もぼろぼろになっていました。でも中身?の機械は生きていて動くので、主人が新しいバンドに付け替えて、ガラスも磨き布できれいに磨いてくれました。
細かい傷があって良く見えないのですが、かろうじて「Leader student」と書いてあるように見えるので、ネットで調べたら、シチズンのリーダースチューデントという、1960年代に作られた学生向けの腕時計のようです。時代を考えると、たぶん亡くなった父か叔父の持ち物だと思うんですが、家を出て久しい叔父が置いて行ったとは考えにくいので、父が若い頃に使っていたのではと思います。
決して珍しいものでも高価なものでもないのでしょうが、父と一緒に時間を過ごしてきた腕時計を主人が使ってくれるというので、嬉しい気持ちになりました。