1月なかばに脳梗塞をおこして入院していた実家の母ですが、無事に病院を退院し、その足で特別養護老人ホームへ入所しました。ホームのスタッフの皆さんが、とても母を気づかって、あれこれ工夫して接して下さるお姿に、感謝の気持ちでいっぱいです。あとは母がホームの暮らしに慣れて、穏やに過ごしてくれることを願うばかりです。
以下、あほな本音です。
母の回復ぶりに、まじびっくり。
新型コロナウィルス対策のため、救急車で病院へ運ばれて以来、まったく母に会うことができませんでした。寝たきりで左半身に麻痺があり、酸素吸入を鼻から受けて、食も細く栄養状態もよくない等々、母の様子は担当の先生や看護師さんやケースワーカーさんから電話で説明を伺うしかありませんでした。介護認定も要支援1から要介護4となり、実家に帰えれずホームに行くしかない事を、母は理解できるだろうか?なにより体はどこまで回復するんだろうか?などと考えて、ずっと胃の痛い日々が続いていました。
が!退院の日に久々に会えた母は、自分でベットから体を起こして、看護師さんに腰を支えられながらも車いすに移り、私の話しかけにも、しっかり受け答えをするじゃありませんか。呆気にとられている間に、車で老人ホームへ移動したのですが、そこでもスタッフさんとよく会話をし、部屋を見て回り、私が手続きをしている間に、食堂で自分でスプーンを使って昼食をもりもりと食べていました。いやこれほぼ元通りじゃね?と、そばで様子を見ていて驚くばかりでした。
(あとでスタッフさんから連絡がきたんですが、私が帰った後も、ベットに横になることもなく、車イスのまま休憩所で皆さんとテレビを見ながら過ごしたそうです)
結果として、特に麻痺は残っておらず、しっかりペンを持って書類に名前を漢字で書くこともでき、相応な会話もでき、顔色もよくて体調もすこぶる良い感じでした。ただ、スムーズに体を動かせないのでトイレに間に合わず、紙おむつを使ってはいますが、これもそのうち外せるのでは?と思わせるような元気な様子でした。脳梗塞は再発する可能性が高いと言われ、いくつかの薬をずっと服用しなければなりませんが、それにしても予想以上の回復ぶりです。最近のお薬のすごさ、病院で担当して下さった先生と看護師さんたちのすごさ、本人の命ぶんに圧倒されました。
そうしたらね、なんだかすっごい疲れがやってきちゃったんですよ。体もそうだけど、気持ちがなんだかもうどーっと疲れがきちゃった。たぶん、心配していた日々の反動なんでしょうね、元気になって良かったってのに、あほですね。
保険の手続きに必要な診断書を書いてもらいに病院に行くとか、住民票の移動のために役所に行くとか、ホームへ持っていく肌着の名前つけとかズボンの裾上げとか、やらなきゃないことはいっぱいあって、まぁ、それはそれでいいんですが、なんだかちょっと温泉にでも行きたい気持ちです。